自動車好きでなくても、ハイブリッドカーがどのような仕組みで走るかは大体お分かりだろう。エンジンの他に駆動用蓄電池(バッテリー)を積み、エンジンで発電機を回したり減速時にエネルギー回生を行ったりして電気を貯め、必要に応じてその電気も使って走る自動車のことだ。 駆動用蓄電池はハイブリッドカー以外に、電気自動車や燃料電池自動車にも積まれており、次世代自動車技術の核のひとつと言われている。そして近年は鉄道車両にも搭載例が増えてきた。 すでにディーゼルカーへの蓄電池搭載は実用化されており、ハイブリッド車両としておなじみだ。世界初のハイブリッド車両は、JR東日本が2007年に登場させたキハE200形である。1997年に発表されたトヨタ・プリウスに続き、日本が世界に先駆けて実用化した。 走りながら充電、架線なしで走行
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