スパター丘(スパターきゅう、英語: spatter cone)は、火山の噴火によって形成される地形の一つである。 流動性の低い苦鉄質マグマが噴火を起こす場合、爆発力が弱ければ火口のまわりにベタベタと溶岩が飛び散る[1]。これらひとつひとつをスパターといい[2]、火山弾が堆積・溶結して出来た岩石をアグルチネート(英語: agglutinate)とよぶ[2][3]。噴火が続くと次第に火口の縁を形成していきスパター丘ができる[4]。通常は高さが10m以下で[5]、岩盤の亀裂に沿って線状に並んで形成されることが多い[5]。もう少し爆発力が強いと、円錐台状の山体をもつスコリア丘となる[1]。