箱根山、浅間山、口永良部島(くちのえらぶじま)、桜島など、今年の日本列島は噴火に揺れた一年でもあった。5月に箱根山(神奈川県箱根町)の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)となってから約8か月、人気の温泉テーマパーク「小涌園ユネッサン」に隣接する箱根ホテル小涌園では、正月の全224部屋の予約は埋まっているという。しかし、この8か月間の苦難は、開業56年で未曽有のものだった。 5月6日に噴火警戒レベルが2になると翌日から宿泊キャンセルが相次ぎ、2か月間で5000人以上に上った。6、7月の宿泊客は前年比4割減。箱根小涌園の総支配人・山下信典氏(52)は「いわゆる天変地異ですから、我々のリスクで一番考えにくいものだった」と振り返る。 国内の団体客、ツアー客が一気に消えた。メインターゲットの家族連れも減少していった。「このままでは大変なことになる」。そこで山下氏が目をつけたのが「外国人観光客」だっ
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