気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン これまで私が一貫して主張し続けてきたことのひとつが、今の日本企業の経営が米国資本主義的な考えに傾きすぎていることです。市場原理のもとでカネを重視し、人を軽視するあまり、様々な問題が起きているのが日本経済の実態です。もっと企業で働く人の存在を大切にし、その強さを引き出すマネジメントが企業に求められている、と私は考えています。 ここで言う人という言葉には、2つの側面があります。まず1つは、自然界の生き物としての「ヒト」であり、もう1つは社会に生きる人間(じんかん)としての「人」です。 地球の生態系に経営のヒントがある 生き物としてのヒトについて考える際に欠かせないのが、生態学の視点です。 生態学とは、一言でいえば自然界における生物の生き方やその群