働く人たちに景気の実感を聞く、11月の「景気ウォッチャー調査」は、円安による原材料価格の値上がりなどで指数が2か月連続で低下し、内閣府は、景気に対する判断を2か月連続で引き下げました。 景気ウォッチャー調査は、内閣府が、毎月、小売店の従業員やタクシーの運転手など現場で働いている全国の2000人余りを対象に、景気の実感を聞いて指数化しているものです。 それによりますと、景気の現状を示す先月の指数は41.5となり、前の月を2.5ポイント下回って、2か月連続で低下しました。 個別の回答では、このところの円安を受けて食料品メーカーの従業員から、「輸入する原材料の価格が高騰しているが、販売価格に転嫁できない」といった声や、旅行代理店の従業員から、「海外旅行の予約の受け付けが非常に悪い」といった声が聞かれたということです。 このため、内閣府は景気に対する判断を「このところ回復に弱さがみられる」とし、2