お弁当箱にパスタを入れたことがあるだろうか?いざ、食べようとするとくっついていて...そんな残念な経験をしたことがある人もいるかもしれない。ここでは、パスタをお弁当に入れるとくっついてしまう理由、さらに伸びてしまう理由について考えていこう。 パスタがくっついてしまう原因は、パスタの原料であるデュラム小麦に含まれるグルテンにある。 グルテンは、グリアジンとグルテニンというタンパク質が絡み合ってできたもの。これは、冷えると固まって粘りをもつ性質がある。また、パスタに含まれるデンプンも同じく、冷めるとくっつきやすくなる性質がある。これがパスタを茹でたあと、ザルにあげて置いておくとくっついてしまう理由だ。 「麺類は茹でたてが美味しい」というのはよく聞く話。それと同時に時間が経つと「伸びて美味しくない」ともいわれる。伸びるとは、全体に水分が均一に行きわたってしまう状態をあらわす。パスタは、茹であげた