群馬県の県庁所在地である前橋市。グンマーの経済的な中心地が高崎のせいか、県庁所在地の割にはえらく地味なイメージがあります。 以前住んでいた滋賀県大津市も、ホンマにここに県庁あるのん?というほど地味でしたが、前橋はその上をゆく地味さ。聞いた話によると、群馬県は日本屈指の車所有率でショッピングも車で郊外へ…という傾向になり、街の中心部の空洞化現象が起こってしまったようです。 しかし、横に高崎があるから政治は前橋、経済は高崎という分担ができるという意味では、特におかしいというわけでもなさそうです。 今回は、そんな地味な前橋のお話となります。 遊郭がなかった群馬県近代遊郭史紐解いていくと、群馬県は日本でもかなり特殊な区域でした。全国に500カ所以上あったとされる遊郭、実は群馬県にはなかったのです。 昭和初期に埼玉県が公娼制度(遊郭)を廃止するまで、群馬県は全国唯一の「NO遊郭」県でした。 なお、県