タグ

ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (662)

  • 【読書感想】物語 江南の歴史-もうひとつの中国史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    物語 江南の歴史-もうひとつの中国史 (中公新書 2780) 作者:岡 隆司中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 物語 江南の歴史 もうひとつの中国史 (中公新書) 作者:岡隆司中央公論新社Amazon中国」は古来、大陸に君臨した北方「中原」と経済文化を担った南方「江南」が分立、対峙してきた。湿潤温暖な長江流域で稲作が広がり、楚・呉・越の争覇から、蜀の開発、六朝の繁華、唐・宋の発展、明の興亡、革命の有為転変へと、江南は多彩な中国史を形成する。北から蔑まれた辺境は、いかにして東ユーラシア全域に冠絶した経済文化圏を築いたのか。中国五千年の歴史を江南の視座から描きなおす。 僕はNHKで『人形劇・三国志』を観て中国史にハマってしまい、中国歴史に関するもかなり読んできました。 専門家レベル、というわけにはいきませんし、『三国志』や項羽と劉邦の『楚漢戦争』、漫画『キングダム

    【読書感想】物語 江南の歴史-もうひとつの中国史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/17
  • 【読書感想】経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについて ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    経済評論家の父から息子への手紙: お金人生と幸せについて 作者:山崎 元GakkenAmazon Kindle版もあります。 経済評論家の父から息子への手紙 お金人生と幸せについて 作者:山崎元GakkenAmazon 【山崎元 最後の書き下ろし】「余命3カ月なら、ぜひやっておきたいと思った3つのことのうちの一つが書の執筆でした。(中略)息子にも、読者にも、書が経済と付き合う上で、いつまでも役に立つ『明るい人生のマニュアル』であり続ける事を、著者は心から願っています」(あとがきより) ●実際に息子へ送った手紙「大人になった息子へ」からできた作品。手紙原文も全文収録。 大学に合格した息子へ手紙を送ったことをきっかけに、闘病の中で新たに書き下ろし、書籍化。株式市場との付き合い方、最初の仕事の選び方、リスクとサンクコストについて、自分の人材価値とは・・・。人生をサバイブする戦略が満載。

    【読書感想】経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについて ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/09
  • 【読書感想】人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人類の終着点 戦争AI、ヒューマニティの未来 (朝日新書) 作者:エマニュエル・トッド,マルクス・ガブリエル,フランシス・フクヤマ,メレディス・ウィテカー,スティーブ・ロー,安宅 和人,岩間 陽子,手塚 眞,中島 隆博朝日新聞出版Amazon Kindle版もあります。 人類の終着点 戦争AI、ヒューマニティの未来 (朝日新書) 作者:エマニュエル・トッド,マルクス・ガブリエル,フランシス・フクヤマ,メレディス・ウィテカー,スティーブ・ロー,安宅 和人,岩間 陽子,手塚 眞,中島 隆博朝日新聞出版Amazon ウクライナで、パレスチナで命が失われ、世界大戦はすぐそこにある。ビッグデータを餌に進化するAIは専制者と結びついて自由社会を脅かし、人間の価値や自律性すら侵しかねない。テクノロジーが進むほど破壊的で不確実になる未来──世界最高の知性が全方位から見通す。 エマニュエル・トッド、マ

    【読書感想】人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】ブッダという男 ──初期仏典を読みとく - 琥珀色の戯言

    ブッダという男 ――初期仏典を読みとく (ちくま新書 1763) 作者:清水 俊史筑摩書房Amazon ブッダという男 ――初期仏典を読みとく (ちくま新書) 作者:清水俊史筑摩書房Amazon ブッダは当に差別を否定し万人の平等を唱えた平和主義者だったのか? 近代の仏教研究は仏典から神話的装飾を取り除くことで、ブッダを平和主義者で、階級差別や男女差別を批判し、業や輪廻を否定した先駆的人物として描き出してきた。だがそれは近代的価値観を当てはめ、来の内容を曲解したものにすぎない。では、ブッダの真の偉大さは一体どこにあるのか。これまでのブッダ理解を批判的に検証し、初期仏典を丹念に読みとくことでその先駆性を導き出す革新的ブッダ論。 「史実」とは何か? その人が生まれた時代や生育歴に影響されない、あるいはそれを完全に乗り越えられる人間というのは、存在するのか? 僕のブッダことガウタマ・シッダー

    【読書感想】ブッダという男 ──初期仏典を読みとく - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】存在のすべてを ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    存在のすべてを 作者:塩田 武士朝日新聞出版Amazon 存在のすべてを 作者:塩田 武士朝日新聞出版Amazon 平成3年に発生した誘拐事件から30年。 当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。 異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。 質感なき時代に「実」を見つめる、著者渾身、圧巻の最新作。 屋大賞ノミネート作。 『の雑誌』の年間ベストでも絶賛されていました。 前代未聞の「二児同時誘拐」に隠された真相、が描かれていくミステリ作品、なんだな、と思いながら読み進めていったのですが、ストーリーは途中からちょっと脱線して誘拐された子どもの「空白の時間」とその後が濃密に描かれます。 なんか青春小説みたいになっているじゃないか、と、ツッコミを入れつつ読んだ章もありましたし、それはちょっと都合が良す

    【読書感想】存在のすべてを ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 (中公新書 2787) 作者:鈴木 真弥中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 カーストとは何か インド「不可触民」の実像 (中公新書) 作者:鈴木真弥中央公論新社Amazon インドに根付く社会的な身分制=カースト。数千年の歴史のなかで形成され、結婚事・職業など生まれから規制し、今なお影響を与え続ける。カースト問題には、「不浄」とされ蔑視が続く最底辺の不可触民=ダリトへの差別がある。政府は2億人に及ぶダリトを支援する施策を打つが、その慣習は消えず、移民した世界各国でも問題化している。書はインドに重くのしかかるカーストについて、歴史から現状まで、具体的な事例を通し描く。 14億以上の人口を有し、「世界最大の民主主義国」と言われることもあるインド。アメリカ中国の派遣争いが続くなかで、今後の経済成長も予測されており、世界から注目

    【読書感想】カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか (幻冬舎新書 717) 作者:佐藤 優,村 凌二幻冬舎Amazon Kindle版もあります。 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか (幻冬舎新書) 作者:佐藤優,村凌二幻冬舎Amazon なぜ宗教は争いを生むのか? ウクライナNATO加盟を巡る対立の裏でキリスト教内の宗教問題を抱える露・ウクライナ戦争に加え、ユダヤ教とイスラム教の確執が背景にあるイスラエル・ハマス戦争が勃発。日では安倍元総理銃撃事件が起こるなど、人々の宗教への不信感は増す一方だ。宗教は来、人を救うために生まれたはずなのに、なぜ暴力を正当化しようとするのか? 古代ローマ史研究の大家と国際事情に精通した神学者が宗教に関する謎について徹底討論。宗教が人間を幸福にするのに何が必要かがわかる一冊。 元外交官で、国際情勢や宗教関係への造詣も深い佐藤優さんと、古代ローマ史が専門で著書

    【読書感想】宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】70歳のウィキペディアン ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    70歳のウィキペディアン 作者:門倉 百合子郵研社Amazon ・司書にして70歳のウィキペディアン、図書館の魅力を語る。 ・人生がどんどん面白くなる ! ! ウィキペディアンに あなたもなりませんか? ・私は常々知識と経験が豊富でしかも時間のある高齢者こそ、男女を問わずウィキペディアンに相応しいと思っています。(「はじめに」より) ・やればやるほど、ウィキペディアの世界は奥深く際限がないことを感じます。(「あとがき」より) インターネット利用者で、『Wikipedia(ウィキペディア)』を知らない、見たことがない、という人はいないのではないかと思います。 僕も当によくお世話になっています。 歴史上の人物や事件について興味がわいて検索し、Wikipediaでその人の子孫や関連の事件などについて芋づる式に調べていくうちに時間が溶けてしまう、ということがよくあるのです。 「とりあえずWiki

    【読書感想】70歳のウィキペディアン ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】世界は経営でできている ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    世界は経営でできている (講談社現代新書) 作者:岩尾 俊兵講談社Amazon Kindle版もあります。 世界は経営でできている (講談社現代新書) 作者:岩尾俊兵講談社Amazon なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか? 張り紙が増えると事故も増える理由とは? 飲み残しを置き忘れる夫は経営が下手? 仕事から家庭、恋愛、勉強、老後、科学、歴史まで、 人生がうまくいかないのには理由があった! 一見経営と無関係なことに経営を見出すことで、世界の見方がガラリと変わる! 東大初の経営学博士が明かす「一生モノの思考法」 【書の主張】 1 当は誰もが人生を経営しているのにそれに気付く人は少ない。 2 誤った経営概念によって人生に不条理と不合理がもたらされ続けている。 3 誰もが来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊かになれない。 「より幸福な人生を過ごすには、どうすればいいのか?」 お

    【読書感想】世界は経営でできている ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話 (朝日新書) 作者:吉川 祐介朝日新聞出版Amazon Kindle版もあります。 限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話 (朝日新書) 作者:吉川 祐介朝日新聞出版Amazon 嘘八百・誇大広告、デタラメ営業、乱開発…… 高度成長期・バブル期の仰天販売手口を紹介し、 「資産価値マイナス物件」が再び分譲されている現状を明らかにする (目次) 第1章 取り残される限界ニュータウン 第2章 限界ニュータウンはこうして売られた 第3章 原野商法の実相 第4章 変質するリゾートマンション 第5章 限界ニュータウンの住民 第6章 限界ニュータウンの売買 第7章 限界ニュータウンは二度作られる 「土地を買っておけば値上がりする」「不動産投資で安定収入!」 いわゆるバブル経済の時代には「不動産神話」が真剣に語られていて、これから人口もどんどん増えて

    【読書感想】限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】行動経済学が最強の学問である ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    行動経済学が最強の学問である 作者:相良 奈美香SBクリエイティブAmazon Kindle版もあります。 行動経済学が最強の学問である 作者:相良 奈美香SBクリエイティブAmazon ビジネスパーソンにとって、 行動経済学ほど「イケてる学問」はない。 現に世界のビジネス界では、 その影響力はますます強まっている。 いま世界の名だたるトップ企業の間で、 「行動経済学を学んだ人材」の争奪戦が、 頻繁に繰り広げられている。 1人の人材獲得に何千万円もの資金が動き、 企業には「行動経済学チーム」までできている。 ビジネス界の要請を受けた世界のトップ大学が、 次々と「行動経済学部」を新設し始めている。 MBAのように、多くのビジネスパーソンが 行動経済学を学びに集まっている。 もはや行動経済学は、 「ビジネスパーソンが最も身につけるべき教養」 となっているのだ。 しかし、行動経済学は新しい学問で

    【読書感想】行動経済学が最強の学問である ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/01/06
  • 【読書感想】イラク水滸伝 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イラク水滸伝 作者:高野 秀行文藝春秋Amazon Kindle版もあります。 イラク水滸伝 (文春e-book) 作者:高野 秀行文藝春秋Amazon 権力に抗うアウトローや迫害されたマイノリティが逃げ込む 謎の巨大湿地帯〈アフワール〉 ―――そこは馬もラクダも戦車も使えず、巨大な軍勢は入れず、境界線もなく、迷路のように水路が入り組み、方角すらわからない地。 中国四大奇書『水滸伝』は、悪政がはびこる宋代に町を追われた豪傑たちが湿地帯に集結し政府軍と戦う物語だが、世界史上には、このようなレジスタンス的な、あるいはアナーキー的な湿地帯がいくつも存在する。 ベトナム戦争時のメコンデルタ、イタリアのベニス、ルーマニアのドナウデルタ……イラクの湿地帯はその中でも最古にして、“現代最後のカオス”だ。 ・謎の古代宗教を信奉する“絶対平和主義”のマンダ教徒たち ・フセイン軍に激しく抵抗した「湿地の王」、

    【読書感想】イラク水滸伝 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/01/01
  • 【読書感想】還暦不行届 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    還暦不行届 (単行) 作者:安野 モヨコ祥伝社Amazon 今回は前作と違って文章です! 大反響、早くも大増刷!!! お待たせしました!『監督不行届』のその後! 還暦を迎えた鬼才監督 夫・庵野秀明 日一のオタ夫婦の おかしくも愛おしいディープな日常を今回は文章版エッセイでお届け!!!! 庵野秀明監督と結婚後、新婚生活を描いた『監督不行届』。 書は、『監督不行届』のその後をつづった文章版エッセイです。 文章版エッセイの合間に、 庵野監督を描いたひとコマ漫画、 webエヴァストアで連載していた1ページ漫画を掲載。 庵野監督へのインタビューも収録。 庵野秀明さんとの結婚生活を描いた、安野モヨコさんの『監督不行届』が上梓されたのは、2005年の2月でした。 fujipon.hatenadiary.com けっこう前に読んだ記憶があるけど、もう18年以上も経っているのか……と僕も驚きました。

    【読書感想】還暦不行届 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/01/01
  • 【読書感想】M-1はじめました。 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    M-1はじめました。 作者:谷 良一東洋経済新報社Amazon Kindle版もあります。 M-1はじめました。 作者:谷 良一東洋経済新報社Amazon 今世紀のお笑いブームの陰には、 忘れ去られていた漫才を立て直そうと奮闘した 1人の吉社員の泥臭いドラマがあった――。 毎日会社に行くのがつまらなかったぼくは、 「ミスター吉」の異名を取る常務からあるプロジェクトを言い渡された―― その名も「漫才プロジェクト」。 M-1につながる一歩がここから始まった。 今年(2023年)は12月24日、クリスマスイブに行われる。M-1グランプリ決勝。 僕は劇場に足を運んだり、お笑い番組を好んで観るような「漫才ファン」ではないのですが、『M-1』は毎年楽しみにしています。 選ばれた10組のネタの面白さとともに、あの舞台に賭ける漫才師たちの人間ドラマに惹きつけられてしまうのです。 一夜で「(良いほうに)

    【読書感想】M-1はじめました。 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2024/01/01
  • 【読書感想】AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか? (SB新書 634) 作者:井上智洋SBクリエイティブAmazon Kindle版もあります。 AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか? (SB新書) 作者:井上 智洋SBクリエイティブAmazon 人工知能AI)で明暗が分かれる仕事、業界、日社会…その未来を経済学者が大予測! ChatGPTを代表格とする文章生成AI、ミッドジャーニーやステーブル・ディフュージョンに代表される画像生成AIなど、各ジャンルで高機能のAI技術が続々と誕生している今。 あらゆるビジネスパーソンはそれらの概要を理解し、使いこなせなければ生き残れない時代が到来しているといえます。 さらには、最新のテクノロジーツールを自在に操れたうえで、自らのプレゼンスを高めるために、「己の付加価値をどうビジネスで生み出すか」が問われ始めてもいます。 そんななか、多くの働

    【読書感想】AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2023/12/17
  • 【読書感想】隋―「流星王朝」の光芒 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    隋―「流星王朝」の光芒 (中公新書 2769) 作者:平田 陽一郎中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 隋―「流星王朝」の光芒 (中公新書) 作者:平田陽一郎中央公論新社Amazon 581年に誕生した隋王朝。589年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼして、長き分裂の時代に終止符を打った。草原世界、中華世界、江南世界を束ねた初の「帝国」である。二代目の煬帝は運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、618年には唐によって滅ぼされる。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、流星のように輝き消えた王朝の実像に迫る。 以前、同じ中公新書の『南北朝時代―五胡十六国から隋の統一まで』を読みました。 fujipon.hatenadiary.com 春秋戦国時代や項羽と劉邦の争覇、『三国志』の時代にふれる機会は小説やマンガ、映

    【読書感想】隋―「流星王朝」の光芒 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2023/12/17
  • 【読書感想】昭和の青春 日本を動かした世代の原動力 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    昭和の青春 日を動かした世代の原動力 (講談社現代新書) 作者:池上 彰講談社Amazon Kindle版もあります。 昭和の青春 日を動かした世代の原動力 (講談社現代新書) 作者:池上彰講談社Amazon あの熱い時代「昭和」とは何だったのか。 学生運動、高度経済成長、新たな文化、繁栄の「陰」… 1950(昭和25)年生まれの池上彰氏が実体験をまじえて解き明かす! 書の構成] はじめに 第1章 青春の学生運動 第2章 青春の高度経済成長 第3章 青春の昭和文化・社会風俗 第4章 新たな時代を切り拓いた人物たち 第5章 高度経済成長と繁栄の「陰」 第6章 「昭和の青春」世代のこれまでとこれから 1950年生まれの著者・池上彰さんより、僕は20年くらいあとに生まれているので、50年生きているうち、昭和は30%、平成が60%、令和が10%くらいです。 昭和天皇が崩御され、小渕総理が『平

    【読書感想】昭和の青春 日本を動かした世代の原動力 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2023/12/15
  • 【読書感想】お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    お客さん物語:飲店の舞台裏と料理人の音 (新潮新書 1011) 作者:稲田 俊輔新潮社Amazon Kindle版もあります。 お客さん物語―飲店の舞台裏と料理人の音―(新潮新書) 作者:稲田俊輔新潮社Amazon 「客商売」にドラマあり! レストランは物語の宝庫だ。そこには様々な人々が集い、日夜濃厚なドラマを繰り広げている――。人気の南インド料理店「エリックサウス」総料理長が、楽しくも不思議なお客さんの生態や店の舞台裏を音で綴り、サービスの質を真摯に問う。また、レビューサイトの意外な活用術や「おひとり様」指南など、飲店をより楽しむ方法も提案。にまつわる心躍るエピソードが満載、人生の深遠を感じる「客商売」をめぐるドラマ! そういえば、僕は三谷幸喜さん脚の『王様のレストラン』というテレビドラマが大好きだったなあ、と思いながら読みました。 レストランで事をする人にも、そこで

    【読書感想】お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2023/11/27
  • 【読書感想】イスラエル 人類史上最もやっかいな問題 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イスラエル 人類史上最もやっかいな問題 作者:ダニエル・ソカッチNHK出版Amazon Kindle版もあります。 イスラエル 人類史上最もやっかいな問題 作者:ダニエル ソカッチNHK出版Amazon 「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書 イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか? 人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか? アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか? なぜ紛争は繰り返されるのか? そもそも、いったい何が問題なのか? 世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか? 2023年11月の時点で、イスラエル・パレスチナでは戦争が続いています。 国連の安保理事会では戦闘停止を求める決議もなされているのですが、それが受け入れられ

    【読書感想】イスラエル 人類史上最もやっかいな問題 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2023/11/26
  • 【読書感想】言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    言語の質-ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書 2756) 作者:今井 むつみ,秋田 喜美中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 言語の質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書) 作者:今井むつみ,秋田喜美中央公論新社Amazon書の内容■ 日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。 なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは? 言語の質を問うことは、人間とは何かを考えることである。 鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。 ランキング参加中読書 産まれたときには泣くことしかできなかった子どもは、どのようにして「ことば」を覚えていくのか? 僕も自

    【読書感想】言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    yaneshin
    yaneshin 2023/11/26