県内でスーパーマーケットを展開する「マエダ」(本社・むつ市)は20日、八戸市に本社を置くスーパーマーケット「みなとや」の全株式を取得し、子会社化したと発表した。みなとやの従業員は雇用が継続される。店舗数は41店舗となり「ユニバース」(同・八戸市)を抜き、県内最大となる。 マエダは県内で32店舗展開しているが、未出店エリアの八戸市進出を検討。東京のコンサルティング会社からの提案を契機に、同市内で9店舗を運営するみなとやと全株式取得に関する基本合意に至った。 八戸市内で記者会見したマエダの前田恵三社長は「競争の激しい八戸でみなとやが築いてきた仕入れソース、地域密着の経営、人材を活用したい」と子会社化の意義を強調。みなとやの冨田泰孝社長は「人口減少、高齢化社会の中で、今の形態で企業を維持するのは難しい」と語った。 マエダは昭和52年設立。資本金7千万円で、今年3月期の売上高は約294億円。みなと