将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」七番勝負は、第3局が福島県で開かれ、挑戦者の藤井聡太三冠が豊島将之竜王に勝って3連勝とし、史上最年少での「四冠」達成に王手をかけました。 「竜王戦」は、タイトルホルダーの豊島竜王(31)に「王位」「叡王」「棋聖」の藤井三冠(19)が挑んでいて、ここまでは藤井三冠が2連勝でリードしています。 第3局は30日と31日、福島県いわき市の旅館で行われ、31日午後6時10分ごろ、先手の藤井三冠が豊島竜王を投了に追い込みました。 藤井三冠は先月、史上最年少での「三冠」を達成したばかりですが、今回の竜王戦でも負けなしの3連勝とし、最年少での「四冠」達成に王手をかけました。 一方の豊島竜王は、タイトル防衛に向けて1つも負けられない状況となりました。 「竜王戦」七番勝負は、12月にかけて残る4局の日程が組まれ、第4局は11月12日と13日に山口県宇部市で行われます。