歴史認識をめぐる論争、ヘイトスピーチの蔓延… 近年で最悪ともいわれる状況を迎えている日韓関係。 けれど、こんなときだからこそ、 国境を越えた「わたしたちの日韓」という視点が必要だーー。 在日コリアン3世のルポライター、姜誠さんはそう語ります。 対立する二つの国の国民同士ではなく、 「日韓」という一つの地域に暮らす住民として、 この地域に、お互いの国に、どう平和を築いていくのか。 連載を通じて、じっくり考えていきたいと思います。 第2回 世界遺産登録をめぐる日韓の対立。 何が問題なのか? 智恵の欠けている日韓の外交担当者 「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録をめぐり、日韓の政府が激しく対立しています。 長崎県の軍艦島など、明治期の日本の勃興を支えた23施設を世界文化資産として登録しようという日本に対し、韓国が「植民地時代、23施設中7施設で約5万7900人の朝鮮人が強制労働に動員された歴
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