週末に読んだ本。 震災画報 (ちくま学芸文庫) 作者: 宮武外骨出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/08/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る 「天下の奇人」宮武外骨の名は、香川県在住時代に知った。「宮武」は香川県に多い姓を挙げよと言われれば真っ先に思い浮かぶ姓だが、讃岐国阿野郡小野村(香川県綾歌郡綾川町小野)生まれの宮武外骨は14歳の時に上京して、以後は主に東京や大阪で活躍した。 本の内容の概要を出版社のサイト*1から引用する。 この本の内容 明治大正期のジャーナリスト宮武外骨による一味違った関東大震災の記録。筆禍事件で何度も投獄された外骨らしく、復興に対する政府の無能ぶりを激しく糾弾しつつも、その眼は市井の人々の生に注がれていく。尋ね人の掲示板と化した上野の西郷隆盛像、人の土地に建てたバラックを売るつわもの、皇居のお堀で沐浴する人々、「丸焼屋」の屋号で