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2014年1月18日のブックマーク (5件)

  • 小泉と特攻隊員 - Apeman’s diary

    小泉首相が特攻隊員に強い思い入れをもっていることはよく知られており、それが靖国参拝にこだわった背景であるとも言われている。しかし自衛隊の最高司令官として、(もし戦争が起き、戦況が思わしくなければ)自衛隊員に特攻同然の任務を命令することになるかもしれない立場にあった小泉が、特攻を「命令」した側についてなにかを語ったというはなしは聞いたことがない。「命令じゃなくて志願だから」なんてゴマカシはなしね。 陸軍航空部に所属していた丸田文雄少佐は、1944年9月におこなわれた特攻に関する会議を次のように回想している*1。 集まるもの二十余名、しばしの沈黙ののち私はひとり猛然と反対した。「どうしても特攻が必要なら、まず陸軍大将から……」と言い終わらぬうちに、売国奴扱い、卑怯者扱いのバリ雑言が数人から一斉に出て、私も反論、会議は何が何だか分からぬうちに散会となった。 この回想を信じるなら、パイロットの命

    小泉と特攻隊員 - Apeman’s diary
  • 『つらい真実 虚構の特攻隊神話』(小沢郁郎、同成社) - Apeman’s diary

    「小泉と特攻隊員」というエントリへのコメント欄でフナずしさんからご教示いただいた『つらい真実 虚構の特攻隊神話』、近所の書店であっさりと見つかりました。この種のテーマのは「近代史」コーナーにある場合と「戦記」コーナーにある場合があるのでちょっとややこしいです。 爆弾を投下して無事帰還する度に再出撃させられ、「ついには、地上部隊による暗殺までの危険性が高く」なったためファンが身辺警護にあたったという特攻隊員のエピソードは第四章、「虚像と実態」に登場します。毎回無事帰還し、爆弾を命中させたこともあったのですからこのパイロットの技量はなかなかのものと考えられましょう。にもかかわらず陸軍が彼に「死ね」と言い張ったのは、最初の出撃での戦死を上奏してしまっていたから、です。 このパイロットは無事敗戦まで生き延びました。迫り来るアメリカ軍から司令官以下幕僚たちが逃亡してしまったからです。 第三章「犠牲

    『つらい真実 虚構の特攻隊神話』(小沢郁郎、同成社) - Apeman’s diary
  • 渡邉美樹『百田尚樹氏「永遠の0(ゼロ)」を読んで』

    渡邉美樹オフィシャルブログ 夢に日付を!(ワタミ 代表取締役会長 兼 社長) Powered by Ameba 渡邉美樹オフィシャルブログ 夢に日付を!(ワタミ 代表取締役会長 兼 社長) Powered by Ameba 百田尚樹氏の「永遠の0(ゼロ)」をある方に薦められ、早速読んでみました。 読後に、とてもすがすがしい気持ちになりました。 これからお読みになる方にネタばれとならないよう注意しながら、少し感想をお伝えしたいと思います。 物語は、現代の若者が、戦争の特攻隊として命を落とした祖父の生涯を調べるため、戦争で生きながらえた祖父を知る元海軍兵たちにインタビューする形式で進みます。 日海軍の零戦のパイロットだった祖父=主人公は、いわゆる軍人です。 当時、軍人は祖国の勝利のために命をささげるのが良しとされていました。 しかし、パイロットとして天才的な腕を持つ主人公は、愛すると娘のた

    渡邉美樹『百田尚樹氏「永遠の0(ゼロ)」を読んで』
  • 田母神陣営が“泡沫候補”扱いに反発「我々は安倍首相の嫡流だ」 | 東スポWEB

    東京都知事選に出馬する元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)の陣営が安倍首相の嫡流を宣言している。 田母神氏は13日に都内で政治資金パーティーを開催。600人以上が駆け付け、支持を確認した。パーティーは盛況のうちに終了。しかし、マスコミの取材はそれに見合うほど多くはなかった。 陣営からは恨み節も出ている。選対関係者は「大手マスコミに無視されていますよ。扱われても泡沫候補みたいに、チョロっと名前が出るくらい。実際にほかの候補者と政策を比べてもらえれば、田母神しか残らないはず。流れは来ていますよ」と訴える。 田母神陣営には「我々は安倍首相の嫡流だ」(前出の関係者)との自負がある。12日に秋葉原で街頭演説をしたのも安倍氏を意識してのことだ。安倍政権が誕生することになった衆院選で安倍氏は最後の演説を秋葉原で行った。昨年の参院選もそう。安倍自民党にとって秋葉原は“聖地”なのだ。このとき日の丸で埋めつくさ

    田母神陣営が“泡沫候補”扱いに反発「我々は安倍首相の嫡流だ」 | 東スポWEB
  • 幻想の英雄・全文公開

    津田信は、1974年5月から7月の3ヶ月間、28年ぶりに帰還した元日兵小野田寛郎と共同生活をし、その手記「戦った、生きた」を『週刊現代』に連載しました。これは、のちに『わがルパング島の三十年戦争』と改題されて、講談社から出版されました。 しかし、この手記は、真実を歪めて書いたもので、その罪の意識から、津田信は、3年後の1977年6月に、手記代筆の真相を暴露した書下ろしノンフィクション『幻想の英雄-小野田少尉との三ヵ月』を図書出版社から刊行しました。 *全文公開は、2014年8月いっぱいで停止しました。 *なお、書は電子書籍化(有料)しましたので、そちらで 読んでいただけるとありがたいです。 小野田少佐との三ヵ月「幻想の英雄」 津田信 (2014/8/4) - Kindle