matsuiism(マツイイズム)さんの奇妙なベジタリアンたち - heuristic waysという記事について、ちょっと感じたことを かきます。 マツイイズムさんは鶴田静(つるた・しずか)さんの『ベジタリアンの世界-肉食を超えた人々』を よまれたそうだ。 ベジタリアンの発想はしばしば奇妙に思えるし、時には滑稽にすら感じられる。また、本人自身いろいろ試行錯誤を試みたり、失敗したりしているため、一貫性や持続性がないようにも思える。私自身は今のところベジタリアンになるつもりはまったくないが、ただ、面白いのは、ベジタリアンは「食べてよいもの」と「食べてはいけないもの」との区別を新たに設定し直すことによって、自分の生活とこの世界のあり方について、「自明性をカッコに入れる」現象学的還元を実践してしまうということ、そして肉食の罪を自覚し、自分の欲望に「制限」や「限界」を設けることによって、謙虚になる