「金融工学」は何をしてきたのか(日経プレミアシリーズ) 著者:今野 浩 販売元:日本経済新聞出版社 発売日:2009-10-09 クチコミを見る ブックオフで買取査定(エヴァリュエーション!!)の待ち時間になんとなく手に取って700円くらいで買った、正直期待していなかった本なのですが、非常に興味深い内容でした。統計学のお化けである金融工学は、以前より興味がありそれなりにロジックの勉強はしてきたのですが、この本は米国での金融危機に至る環境・社会に関する話題が中心。そして、ずっと持っていた疑問、「十分なデータも無いまま組成された金融商品はどうやってリスクや価値を算定するんだろう?」というのは、どうやら勘の要素が大きいらしい、というのを知れたことだけで晴れ渡る心持ち。 なかでも興味深いのが、MBA出身の経営者に実権を握られた金融機関のエンジニアは無理難題を押し付けられてもNOと言えないという環境
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