東北を代表する夏祭りの一つ、秋田市の「竿燈まつり」が3日から始まり、稲穂に見立てた280本の竿燈が夏の夜空を黄金色に彩りました。 祭りは3日午後7時半から始まり、秋田市中心部の「竿燈大通り」では、これまでで最も多い280本の竿燈が一斉に上がり、ちょうちんの明かりが夜空を黄金色に照らしました。 最も大きい「大若」という竿燈は、長さ12メートルの竹ざおに46個のちょうちんが下げられ、重さは50キロにもなります。 「差し手」と呼ばれる男たちがバランスを取りながら竿燈を額や腰で支える技を披露すると、沿道から大きな歓声や拍手が送られていました。 東京から来た62歳の女性は「初めて見ましたが、竿燈の大きさに驚きました。たくさんの竿燈が並ぶ姿は壮観です」と話していました。 また、埼玉県から帰省したという35歳の男性は「竿燈を見ると地元に帰ってきたなという気持ちになります」と話していました。 竿燈まつりは