映画「インセプション」が話題らしい。 結局、ディカプリオは現実に戻れたの? 『インセプション』の感想&考察まとめ - はてなブックマークニュース 私も面白いと思った。テーマについては上記などでいろいろ語られているが、私としては、複数の主要人物がそれぞれキャラが立っていて、それぞれのストーリーが複数層の夢の中で交錯していくのが面白かった。ハリウッドの伝統的な映画ではバリバリの主役ばかりが目立つが、最近の日本映画や、アメリカでもお話の長いテレビドラマでは、こういった「キャラクター群像劇」のようなものが多いと思う。「インセプション」は、後者の例。私はこういう群像劇が好きだ。 特に、大富豪の息子役のキリアン・マーフィーがよかった。彼は、この「夢」を使った犯罪劇のターゲット、被害者なのだが、最初から最後まで彼は真面目で真摯で、最後は彼が一番救われるのでは?川辺で座り込んで述懐するときの表情がいい。か