83人の死から見えたものは 「2階に避難しても助からない…」 2020年7月の豪雨災害で犠牲になった人たちの「被災場所」や「経緯」を詳しく見ていくことで、突きつけられた現実です。垂直避難では命の保証が無いことがある。私たちが胸に刻む必要がある大きな教訓です。 ※分析は9月25日時点。 (7月豪雨取材班/社会部記者 藤島新也 齋藤恵二郎、ネットワーク報道部ディレクター 田中元貴) 2020年9月に放送されたニュースの内容です 2階でも助からない 7月の豪雨災害で失われた83人の命。 被害を少しでも減らすことはできなかったのか。 課題や教訓を導き出すため、私たち(藤島、齋藤)は、各地の記者を通じて情報を集め、被害にあった「場所」や「状況」を詳しく見ていくことにしました。 被害にあった場所別で見ると、最も多かったのは「屋内」で死亡した人でした。実に7割にあたる58人(70%)に上りました。 今回