ネットで生まれた「ブログ」「SNS」は、企業に導入されて「社内ブログ」「社内SNS」になりました。では、逆の動きが生まれることはないのでしょうか?例えば企業内にはグループウェアという存在がありますが、それがネットに輸出されるという現象は、なぜ起きていないのでしょうか。 理由は簡単、ネットは「組織」ではないからです。個人と個人が対等に、自由につながるのがネットの世界。そこでは何かを発表するために、誰かに稟議申請をしたり、スケジュールを調整する必要はありません。「企業という『組織』の活動を円滑に行わせる」という発想で生まれたシステムは、極端な話、ネットの根本とは相容れないわけです。 ……とそんなことを改まって説明しなくても、「ネットにグループウェア」という発想がおかしいことは明白でしょう(※企業等の組織がグループウェアをネット上で使うことがない、もしくはWEBサービス型のグループウェアがない、