1年遅れましたが遂に本日より解禁。日本企業にとっての「第二の敗戦」とならんように願うのみですね(笑)。 これにより、買収企業は買収資金を現金で支払わずとも自社株の受け渡しによって買収資金を払う事ができます。いくら日本の企業の時価総額が低いとはいえ、何兆円もの資金を確保するのは相当な負担ですが、自社株で支払えるとなればある種無尽蔵に渡せる訳です。 これは海外の企業による買収という事のみならず、日本国内でも再編のきっかけになりうる訳で、例えば借金まみれのソフトバンクが大黒字の新日鉄を買収する事は資金繰りから不可能でした。しかし、時価総額でみればどっこいどっこいですから、理論的には充分届く範囲です。 もちろんご推察の通り、渡した自社株が買収した相手によって売りにさらされる危険はありますが、乗っ取ってしまえばそういうコントロールも効き易いので事実上、あらゆる企業が敵に回る可能性があります。 アメリ