今日はシナジー効果の本質的な部分を探っていこうと思います。結局は「全体は部分和を超える」というお話しに終始し、「関係性」こそ本質であるということ以外にないのですが、その辺りの背後にある現代思想にも触れつつ解説したいと思います。 ドラッガーの言葉に「全体は部分和を越える」ということがあります。 さすがドラッガー先生、本質を看破されていますね、とも言えますが、現代思想を知っている人にとってはこんなことは常識で、思想的背景の説明をせずに、さもコンサルティング経験からわかったように言うのは感心しません。 経営学に携わる人は、知見が、さも、ケーススタディーでわかったかのように言いますが、経営学は現代思想、いわゆる現代哲学と無縁ではありません。 野中教授が暗黙知概念をやや曲がった形で経営学の世界へと移管しましたが、それを進める?形で、マッキンゼーがファミリアリティー概念、学習優位概念にそれを発展させる
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