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池田信夫とハイエクに関するyukio2005のブックマーク (3)

  • 致命的な思いあがり - 池田信夫 blog

    雨後のタケノコのように出る「大恐慌」を立ち読みしてみると、ほとんどが「アメリカ金融資主義の破綻」→「新自由主義は終わった」→「思い切った景気対策を」といったお手軽な論理展開で、これなら池尾・池田も製品差別化できそうだ。書を読めば、そういう「ネオリベ批判」がいかに下らないかがわかるだろう。 書はハイエクの最後の著作だが、これまで邦訳が出ていなかった。それは書がどこまでハイエクの著作なのかについて疑問があったからだ。ハイエクは健康を害していたため、彼が書いたのは未完成の草稿(未公開)だけで、それをW・バートリーⅢ世が編集したのだが、このとき編者が大幅な改変を加え、しかもそれを明記しなかったため、どこまでがハイエクの著作かよくわからなかった。ただ最近の研究では、大筋ではハイエクの了解を得ており、それほどひどい改竄は行なわれていないとされる。 内容の完成度は高くないが、90歳に近か

    yukio2005
    yukio2005 2009/01/29
    人類が進化の大部分を過ごした小さなグループでは、目的を共有して他人と協力することがきわめて重要で、感情はそうした共感のための装置である。しかしこうした行動原理は「大きな社会」では機能しない
  • 隷属への道 - 池田信夫 blog

    書の初版は1944年である。それから65年たっても原著がまだ(3種類も)カタログに存在し、日語訳もこうして新版が出るのは、もはや古典としての地位を確立したからだろう。原著はアメリカで100万部近いベストセラーになったが、書評で取り上げたのはAERだけだった。書によってハイエクは「資家を擁護する保守反動」というレッテルを貼られてしまい、のちのち書の出版を後悔することになる。 書をいま読むと、当時なぜそれほど悪評高かったのか、理解に苦しむだろう。「社会主義は破綻する」とか「財産権が自由な社会の基礎だ」といった、当たり前のことばかり書かれているからだ。しかし書が出版されたころ、日では軍国主義が猛威を振るい、欧米でも社会主義が未来の経済システムとみなされ、ケインズの「修正資主義」が賞賛されていたことを忘れてはならない。当時ハイエクは、たった一人でこうした計画主義と闘ったのだ。

    yukio2005
    yukio2005 2009/01/14
    ハイエクが本書で繰り返し強調するのは、個人に理解しえない力が社会を動かしているということ
  • 戦間期のウィーン - 池田信夫 blog

    ようやく『ハイエク 知識社会の自由主義』が発売された・・・とだけ書くのも芸がないので、第1章をサポートページに掲載した。 ハイエクが青春期を過ごしたのは、第一次大戦でオーストリアが負け、700年続いたハプスブルク帝国が崩壊して廃墟になったウィーンだった。しかし、この時期のウィーンでは、シェーンベルクの無調音楽やシュレーディンガーの量子力学など、20世紀の芸術・科学の方向を決めるような多くの成果が生まれた。すべてを失ったウィーンで、短期間にこのような成果が生まれたのはなぜだろうか? リンドリー『そして世界に不確定性がもたらされた』は、この謎の答を「決定論の放棄」に求めている。戦災とハイパーインフレで破壊されたウィーンで人々は、ニュートン以来の永遠の未来まで予見可能な秩序が崩壊し、世界は不合理で、人間の意志で運命を決めることはできない、と知ったのだ。シェーンベルクとシュレーディンガーとハイ

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