電通が決算発表をした。赤字と言っても、評価損の問題もあり営業利益は確保されているのだから、それ自体はあまり問題だとは思わない。 驚いたのは、記者会見での発言だった。 ============================================= 中本祥一常務執行役員は「しばらく厳しいが、今期の好材料の一つは総選挙。選挙が拮抗(きっこう)する状態になれば、広告にもたくさんお金を使ってもらえるのでは」と、総選挙関連の広告需要に期待感を示した。 ============================================= たしかに、そうではあるけれど。 政党の資金は、民間からの献金や寄付金だけではなく、総計数百億もの政党交付金がある。その一部がこうした選挙時の広告に回るという側面もある。当たり前のことを言うと、交付金の原資は、税金だ。 特にコメントはしないけ