「SharePoint Server 2007」の特徴の1つは,「ブログ」や「Wiki」,「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」,「RSS」といった,インターネットで流行のテクノロジを取り入れたことである。これによって,日本語変換ソフト「MS-IME」ですら,「みんなで編集した辞書をみんなで共有する」という「WikiIME」に進化する可能性が出てきた。 前回の連載「『打倒ファイル・サーバー』にマイクロソフトが費やした10年」で振り返ったように,SharePoint Serverは基本的に,社内でOfficeファイルを共有する「Office専用Webサイト構築ソフト」である。しかし,それだけではなかなか売れなかったのも事実。そこで,流行の目新しい機能を盛り込んだ--。SharePoint Server 2007のことを,そう冷めた目で見ることも可能である。しかし,それでは事の本質を