
先日、採用に関して、プログラミングを仕事にしたいという方からの問い合わせを受けた。採用の問い合わせについては、社長である私が第一報を返している。今回受けた相談への回答は、他の方にも参考になるのではないかと思い、本人の了承を得た上で、そのまま公開させてもらうことにした。 プログラミングをはじめて楽しくなったので仕事にしたいと思っている方や、これからの時代を生き残るにはプログラマだと考えて仕事にしたいと思っている方など、本気でプログラミングを仕事にしたいと思っている方にとって参考になれば幸いだ。 プログラマ採用に関する質問 現在建築会社で働いているのですが、IT関連の情報をニュースやネットで見かける度に関わりたいという欲が抑えきれなくなり、プログラミングの勉強を始めました。 色々なサイトを巡り、オブジェクト指向を理解した方がよいということでJavaから入ったのですが、コードを書いては消し、思っ
2017/10/20 吉祥寺.pmで発表した資料です
日本ハムの二刀流こと、大谷翔平選手のメジャー移籍が話題になっている。23歳という年齢は早すぎる気もするが、メジャーを熱望しながらプロ野球界にとどまった経緯を考えれば、当然の流れといえそうだ。もはや「なぜお前もメジャーに行くのか?」と嘆くよりも、大舞台での雄姿を早く見たいと思うファンが多いのではないだろうか。 一方、IT業界でも外資企業への〝移籍”が増えているようだ。特に人材流入が多いのは外資系コンサルティングファーム。例えばアクセンチュアの場合、毎月百人規模の中途採用を実施しており、現在の社員数は約9000人。この1年で、社員数は約1600人も増えたというから驚きだ。 リクルートキャリアが2017年10月12日に発表した調査によると、国内全体の転職求人倍率は1.90倍。これに対して外資企業が多いとされるコンサルティングファームは6.17倍に上る。売り手市場なだけに条件も良い。優秀なITエン
はじめに 僕がよく知っている業界は SI だが、これに限らずソフトウェア開発の現場には、過酷な現場…いわゆるデスマーチが多いと言われている。 一方で、そのような過酷な現場を渡り歩き生き残ることでしか、良いプログラマになる方法は無いと言った考え方もある。僕の個人的な経験則からすると、この理屈はある程度合っていると思う反面で、合っていて欲しくないという気持ちは強い。 高い技術力をもつプログラマの全てがデスマ職人という訳ではない。 デスマーチに巻き込まれたと気が付いた時の妥当で基本的な戦術は撤退戦だ。何か理由をつけて逃げ出すのが望ましい。つまり、休職なり退職なり、異動なりして、その職場から離れるのが望ましい、出社拒否も良い。しかしながら、何か様々な理由があって、そこから逃げ出せないことはあるだろう。 僕はもう長い事デスマーチに関わることなく生きられているが、徐々に忘れつつあるので、若いころに獲
さて、全部をちゃんとわかってる訳では無いが、必要な程度はわかってる、という状態に居てそれを維持する事を考える。 定義により既に分からない事はあって、しかもそれは学ばない状態にあるが、でもこの状態を維持するにはある程度の継続的な学習が必要そうだ。 何をどう学んでいくべきだろうか? まず理想的だが実現が困難と思っている方法として、毎回必要な事だけを必要な程度キャッチアップしていく、というのがある。 何故この方法は実現が困難なのだろう? それは新しい話題というのは、その話題専用のしっかり書かれた教科書というのがなかなか出ない、というあたりに問題がある。 誰かが必要な事だけ分かりやすくまとめておいてくれれば、その中から自分に必要な範囲で必要な事を取り出すのはこれまでのプログラマの学習とあまり変わらない。 でも昨今のDeep Learning周辺では、必要な事だけしっかりまとめた教科書、というのが追
IT エンジニアが退職するときに添えられることが多い東亜飯店の画像今月いっぱいで Increments 株式会社を退職します。今日が最終出社日で、残りは有給消化です。 Increments では何をやってたの?Increments と言えば Qiita を運営している会社というイメージですが、Qiita の開発に直接携わる機会はほとんどなくて、技術基盤や Qiita:Team の開発に携わったりしていました。 分かりやすい例を幾つか挙げると、Qiita API v2、トップページのフィード、通知購読、絵文字リアクション、タスクリスト、qiita-elasticsearch、qiita-markdown、アクセス権限付きグループ、サポートサイト、チーム統合機能の開発や、UI 刷新、絵文字画像セット移行、ログインセッション永続化、Docker 移行、VPC 移行、Terraform 導入、We
そんなとき、このような言葉をかけてもらえました。 @jyukutyo 中途半端でいいんですよ!その両輪が見える立場はとても大事です。— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) 2016年5月22日 @jyukutyo 中途半端さの悩みは「誰にも相談できない」ことです。同じ視野で考えられる人がいないから。でも、それは解決しない悩みです。むしろ、突き詰めて自分にしかできない判断をすることが価値になります。僕自身も中途半端で悩んでたことあります!— 鈴木雄介/Yusuke SUZUKI (@yusuke_arclamp) 2016年5月22日 @jyukutyo まさにそれが価値ですよ。ぜひ中途半端さを突き詰めてください。孤独な判断をするためには論理と哲学が必要です。そうしないとブレちゃうので。ぜひ、そこを悩み続けてください!— 鈴木雄介/Yusuke SUZU
半年くらいまえにBit Journeyに転職してKibelaを作ってました。AndroidエンジニアからRails + Reactエンジニアへの転向ということになります。 Kibelaはこちら。ようやく本日リリースできました。といっても開発面でいうとこれからが正念場ではあります。 Kibela - 個人の発信を組織の力にする情報共有ツール “個人の発信を組織の力にする情報共有ツール” と銘打っているとおり、これは 個人が組織内で自由に情報を発信すると組織が活性化する という仮説に基づいて設計されている、会社などの組織向けのサービスです。もちろんそれだけでなく、仕様書の整理につかったり議事録をとりあえず突っ込んでおくみたいなのもありです。 さてKibelaでできることはBlogとWikiを書くことです。これはつまり 個人が発信する情報 とそれ以外を分けるということです。このあたりの思想やベス
普段はプログラマーとしてお仕事をしている。過去に SIer でプロジェクトマネジメントにも携わっていた経験があるため、状況によって顧客との折衝を行ったり、開発のマネジメントも行ったりはする。 エンジニアの中には、自分は技術のみでキャリアを築き、マネジメントは一切しないと固く決めている人もいるが、私はそういうタイプではない。技術は好きだが、業務で必要に迫られたり状況次第で臨機応変にマネジメントもしていくといった考え方で働いている。 最近マネジメントに関して話す機会があった。私がマネージャーとしてお仕事をするとしても唯一諦めている人たちがいる。 スキルもやる気もない年配の方はマネジメントできない。 こんな話をして聞いている人はだいたい苦笑いをしているし、説得力のある反論をこれまで聞いたこともない。もちろんこんな年配の方は滅多にいない。もし私がマネージャーだったらそういった人は絶対に自分のチーム
昨年の5月からIncrements社でQiitaの開発に従事していましたが、今月末をもってIncrements社を退職します。在籍期間は10ヶ月。今日が最終出社日です。 Incrementsでは、Qiitaの機能追加開発を主に担当していました。Qiita Blogには、僕がリリースしてきた機能が掲載されています。 yoichiroがIncrementsにJOINしました - Qiita Blog Email Markupに対応しました - Qiita Blog 外部リンクへの属性が変わります - Qiita Blog (僕が実作業者) Qiita Organizationで組織の紹介などを書ける「About」の提供を開始しました - Qiita Blog details,summary要素に対応し、投稿内で指定箇所を折りたためるようになりました - Qiita Blog 「Qiita Ad
1月16日よりMercariにてSRE/BSE(Backend System Engineer)として働いてる. これまではとある会社で社内向けのPaaSエンジニアとして働いてきた(ref. PaaSエンジニアになった).PaaSの目標である「アプリケーション開発者の効率を最大化」を突き詰めながら少人数のチームでいかにScalableなプラットフォームを構築するかに注力してきた.Cloud FoundryやDockerといったインフラの最前線とも言える技術やアーキテクチャに触れ,かつその中で自分の技術的な柱である自動化に取り組むことができたのは非常に刺激的で自分に大きなプラスになった. その一方でPaaSというプラットフォームはその性質上サービスそのものからは中立的になることが避けられない(だからこそScalabilityを実現できるのだが).よりサービスに近い部分,サービスの成長に直結す
「社会人インターン」と称して2週間はてなのMackerelチームで働いてきましたので、その感想をつらつらと書きます。 おしゃれ感を演出している青山オフィスビデオチャットをいい感じに使ってるはてなといえば本社は京都ですが、東京のど真ん中、青山にもオフィスがあって、以前からビデオチャットでいい感じに中継したり会議したりしてる話は大昔からどこかに上がってた記憶がある。 Mackerel開発チームも東京、京都、その他にメンバーが散っていて、ビデオチャットは大活躍だった。朝会はそれぞれ zoom.us を立ち上げてみんなでビデオチャット。会議室で京都メンバーを交えた打ち合わせをするときは、備え付けのカメラとマイクで会議室の全景を写しつつ、大型モニターには京都の会議室の様子を写しているーというのが日常風景らしい。 こんなスペースでもビデオチャットできる用意がある先日 gitlab.com のトラブルで
先日、 「マンガでわかるGit」「わかばちゃんと学ぶWebサイト制作の基本」の著者である湊川あいさん( @llminatoll )にエンジニアサポート組織の開発支援グループを取材頂きました! 座談会形式でRMP内製開発の強さや魅力について語っています。続きまして、後編です! エンジニアをサポートするエンジニア? 開発支援グループとは・・・?リクルートマーケティングパートナーズ(以下RMP)には、珍しいグループがあります。 「開発支援グループ」と呼ばれているそれは、社内の凄腕エンジニアが有志で作ったチームで、なんと、日々プロダクト開発を行うエンジニアを強力にサポートしてくれるというのです。 まさに、エンジニアの・エンジニアによる・エンジニアのためのチーム! 前編では ・開発支援グループができた背景 ・開発支援グループが実際にやっていること について伺いました。 今回の後編では、 ・プロダクト
先日、 「マンガでわかるGit」「わかばちゃんと学ぶWebサイト制作の基本」の著者である湊川あいさん( @llminatoll )にエンジニアサポート組織の開発支援グループを取材頂きました! 座談会形式でRMP内製開発の強さや魅力について語っています。 前後編の二部作、まずは前編をご覧ください! エンジニアをサポートするエンジニア? 開発支援グループとは・・・?リクルートマーケティングパートナーズ(以下RMP)には、珍しいグループがあります。 「開発支援グループ」と呼ばれているそれは、社内の凄腕エンジニアが有志で作ったチームで、なんと、日々プロダクト開発を行うエンジニアを強力にサポートしてくれるというのです。 まさに、エンジニアの・エンジニアによる・エンジニアのためのチーム! 今回のインタビューでは ・開発支援グループができた背景 ・開発支援グループが実際にやっていること に迫ります。 (
2016 年を振り返ると、英語力がめっちゃ上がった 1 年だった。せっかくなので自分用備忘録も兼ねて、自分の英語歴をメモしておく。あくまで僕はこうやったというだけの話なので万人が同じようにやるものではない。 なお、以下のブログの夫婦のエントリを見て触発されて書いている。 ほぼ 30 代からのスタートで TOEIC525→IELTS7、カナダ永住権取得までの道のり 夫の英語歴:TOEIC295→825!そして、海外就職までの道のり 中学 中学の授業で初めて英語を習ったわけだが、5 文型を教えられなかったので文法の根本がわからず、動詞の不規則変化にも挫折し、今後は出来る限り英語とは距離をおきたいと心に誓っていた。日本を出たいとも思ってなかったし、それで困ることはないと思ってた。 1 つ良かったことを上げるとすると、なぜか発音だけは褒められることがあって、スピーチコンテスト(スクリプト読み上げる
私は56歳、最近プログラミングを始めたんだ。 なぜかって?やりたいからに決まっているじゃないか。ようやく最近コツをつかめてきてね。でもコツをつかめたからといって簡単にはいかない。正直なかなか手こずっている。でもいいんだ。 アルゴリズムに挑戦して我を忘れるのは楽しいし、まだテストしたい事があって「あと数分だけ」と繰り返し自分に言い聞かせるのもいい。「今度こそ上手くいったかも、、」とドキドキしてから「やったぞ!ついに動いた。」となる瞬間も大好きだ。 でもこんな私には今まで趣味と呼べるものが何ひとつなかった。自分に見返りがない事に時間を費やすのは嫌だったんだ。ただ楽しみのためだけに何かをするのが好きじゃなかったのさ。休みの日にやる事といったら、ちょっとした小遣い稼ぎになるような事ばかりだった。 オーケー。もちろんコーディングだって小遣い稼ぎさ。上手くやればかなり稼げる。これだってあなたから見れば
1月13日。 サイバーエージェントのエンジニア社員約700名が一堂に会し 「CyberAgent Engineers Congress」 が開催されました。 各部署のエンジニアがここ数年で大幅に増員し、 「他の部署の取り組みが知りたい」という声も大きくなり、 今回の開催に至りました。 ポイントは下記3つです。 ①サイバーエージェント初の部署を横断したエンジニアのイベント 全社員が集まる半期に1度のグループ総会はあります。 アンケートでも意外という意見もありましたが 部署を横断し全エンジニア社員が初めて一堂に会しました。 ②1回目の今回はメディア事業、ゲーム事業、広告事業から全15セッション 今回はサイバーエージェントの3本の柱であるメディア事業、ゲーム事業、 広告事業からそれぞれ5セッション。合計15セッションを実施。 次回は子会社の事業も入れさらに規模を広げたいと思っています。 ③部署横
営業やマネージャーにとって、現場にいるプログラマというのは扱いづらい存在である。 飲み会などで、普段の彼らを観察してみると。同じエンジニア同士で固まってボソボソとよくわからない話をして、控えめな声で笑っており、総じて温厚で、扱いやすそうな人々に見える。 ところが、仕事になると、彼らはなんやかんのと理由をつけて、スケジュールに文句を言い、プロジェクト途中のリクエストには素直に答えてくれず、あげくには遠回しな嫌味を言ってきたり、極端な場合には、その温厚な仮面を投げ捨てて、攻撃的な暴言さえ吐く事がある。 どうも彼らは我々の事が嫌いらしい、と感じている営業・マネジメント職の人もいるのではないだろうか? 彼らの人格や価値観に問題がある可能性も否定しないが、このような感情的な齟齬は、多くの場合、あなた自身が彼らの「自尊心」を傷つけていることに気づいていないことが多い。 プログラマの自尊心 プログラミン
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