かねてから、ドル高への懸念を表明していたトランプ大統領。ついに日本の金融政策にモノ申しました。 日本・中国・ドイツは為替操作国? アメリカの貿易赤字を生み出す主犯として名指しされたのが、日本・ドイツ・中国の三か国。 トランプ氏いわく、日本とドイツは金融政策を使い、自国通貨を安くするように誘導していて、それが原因でドル高が進み、アメリカの貿易赤字が拡大している、とのこと。 さてさて、この指摘は正しいのでしょうか。 ということで日本の金融政策の中身をざっくりと見ていきましょう。 円安誘導? 日本の金融政策とは? 日銀は物価上昇率2%の目標を掲げ、市場に資金を流し込み、金利をマイナス圏まで引き下げました。 流通しているお金の量が増えると、みんなが「これからインフレが起こりそうだ」と期待することにより、物価が上昇することが見込めます。そして、金利が下がれば、企業も個人も「今のうちにお金を借りて投資