震災で亡くなった母の形見のマフラーを首に巻き、遺族代表として追悼のことばを述べる鈴木佑一さん=神戸市中央区の東遊園地で2024年1月17日午前5時59分、山本康介撮影 1995年の阪神大震災から29年となった17日、神戸市中央区の東遊園地で追悼行事「1・17のつどい」が営まれた。母富代さん(当時44歳)を亡くした鈴木佑一さん(34)=同市須磨区=が遺族代表として、追悼のことばを述べた。 ことばは次の通り。 追悼のことば 震災の日5歳の私と母と兄の3人は2階建ての神戸母子寮の建物の1階で生活していました。 地震で建物が倒壊して私は生き埋めになっており、知らない人たちが私を助け出してくれて、靴を渡してくれました。