仕事人生の長期化に備えよ どんなスキルも古典になる 自分の人生の進路選択を他人に任せたり、偏差値の言うがままにしたり、自分で決断してこなかったりした。そういう人が学生にも社会人にも意外に多いと感じます。それでも迷った時や、いつか自分の決断が必要な時こそ他人から意見を聞き、フィードバックをもらうことが大切だと僕は伝えてきました。それは、これからの長い仕事人生を生きる支えでもあるからです。 もう「人生100年時代」が現実味を帯び、人生の分母が大きくなってきました。将来的には80歳ごろまで健康で働くような社会になるでしょう。今の自分の年齢から差し引いてみると、何とかしなきゃと思いますか、あるいは苦労せずに逃げ切れると踏みますか。僕は、「守り」に入ることが最もリスキーだと感じます。例えば現在は実力を評価されて仕事が充実しているとしても、時代の変化は本当に速い。かつて教育で身につけた知識や、会社で得