名曲といわれている曲をいくつか聴き返す。 ポップスのスタンダードと言われる名曲は、 メロディとコードの関係、流れが、 とんでもなく絶妙な構造になっている。 前後の関係性を滑らかに保ちながら意表を突く展開をして、 見事に解決する。 複雑さとシンプルさが同居していて、 その完成度の高さに唸るばかりだ。 ぼくは曲書きであり、歌い手であるので、 曲の構造と歌と演奏に重きを置いて音楽を聴いていることが多い。 カリスマ性、スター性、メッセージ性も嫌いではないが、 ぼくにとっては、第一のものでなはい。 しかし実際はそういったものとか、 タイミングとか運とか演出とか、 いろんな要因が様々に絡み合って、 偶然にポップスが出現するのだろう。 けれどもいい曲はやはり「作り」がいい。 洋服やバイクや楽器その他いろんな商品もきっとそうだろう。 いいものは「作り」がいいのだ。 ぼくが作りたいポップスはずっと昔から、