なぜ中世の遺跡からイルカの骨が見つるのだろうか。しかもその骨は、人間のために掘ったような墓の中に埋められている。(参考記事:「動物大図鑑 ネズミイルカ」) 「こんなものは見たことがありません」。英国とフランスの間に浮かぶ英王室領ガーンジー島にあるガーンジー博物館・美術館の考古学者フィリップ・デ・ジャージー氏はそう語る。同博物館の野外考古学スタッフは、島の南西部シャペル・ドム・フエにある中世の修道士の隠遁所の発掘を行ってきた。 デ・ジャージー氏は8月29日から、現場で発見したものを動画で撮影し、毎日ネットにアップしている。最初のうち、見つかるのはほとんどが堆積物ばかりだった。 そして作業開始から11日目。 「35年間発掘に携わってきましたが、これは今までに発見した中でも特に奇妙なものです」。9月15日に投稿した動画の中で、デ・ジャージー氏はそう語っている。 動画に映っているのは、まだ湿り気の
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