いよいよ明日から第2回電王戦が開幕だ。今回は現役プロ棋士vs.コンピューターのがち勝負。4月20日までの毎週土曜日はニコ生から離れられないぞ。おら、ワクワクしてきたぞ! さて今回の電王戦に向けて、昨年秋ぐらいから月に1回、大学関係の人たちの協力を得て、勉強会が行なわれている。この勉強会は、第1回の米長永世棋聖も受けていたそうだ。勉強会っていったい何をやっているの? と思い、2月に将棋会館へ潜入取材をした。 この日の講師は東京農工大学の小谷善行教授。テーマは『コンピューター将棋の思考と弱点』だ。今回対戦する5人の棋士全員が参加して1時間半ほどの講義を聴いていたが、内容はどのようにコンピューター将棋は読んでいるのかということを、人間と比較して解説していた。 私も第1回のときいろいろ取材をし、コンピューターの思考方法を勉強したことがほとんどなのだが、棋士にとってはちょっとわかりにくい部分も多かっ