NHK広島放送局が原爆被害を伝えるため始めたツイッター「1945ひろしまタイムライン」の投稿の一部が物議を醸している。広島への原爆投下直後に起きた出来事として「戦勝国となった朝鮮人の群衆」が「怒鳴りながら超満員の列車の窓という窓をたたき割っていく」などと記したツイートが「在日コリアンへの差別をあおっている」と炎上した。 NHKの前田晃伸会長は記者会見で「公共メディアとしてはあってはならないこと」との見解を示したが、投稿の経緯や意図はいまだ明らかになっておらず、投稿を削除もしていない。このツイート、問題の根本はどこにあるのか。(共同通信=池田絵美、野口英里子、角南圭祐) ▽もし75年前に ツイッターは「もし75年前にSNS(会員制交流サイト)があったら」という設定で3月に始まった。原爆投下前後に書かれた被爆者の実際の日記などを基に、その日の出来事や思いを連日投稿し、新しい試みだと評判を呼んで