與那篤史氏 沖縄本島で潜在的な導入可能性がある再生エネルギーの量(導入ポテンシャル量)について、住宅用などに設置する太陽光発電施設で年間200万メガワット時、陸上風力発電施設で年間400万ワット時、合計約600万メガワット時の発電量が見込まれる。2019年度の県内電力需給量約800万メガワット時の4分の3に相当する量が、潜在的な再生可能エネルギーとして存在することになる。 この数値は環境省がインターネットで公表する、再生可能エネルギー情報提供システム「REPOS(リーポス)」が公表する「導入ポテンシャル量」を、琉球大工学部の與那篤史助教がとりまとめた。導入ポテンシャル量は「エネルギーの採取・利用に関する制約要因による、設置の可否を考慮したエネルギー資源量」(環境省)とされる。実際の導入に伴う事業採算性は加味せずに算出する。あくまで「理論値」で、導入実現には施設整備の採算性や電力供給のための