1日から始まった刑事裁判への犯罪被害者参加制度で、釧路地裁は12日、自動車運転過失傷害事件の被害者からの参加申し出に対し、認める決定をした。被害者参加の決定が明らかになるのは初めて。来年1月19日に初公判が開かれる。 釧路地検や同地裁によると、決定が出たのは、北海道釧路市の交差点で4月7日、乗用車を運転していた会社員の男(43)が歩行者2人をはね、それぞれ7カ月と1週間のけがを負わせた事件の公判。男は今月2日に起訴された。 同地検が重傷を負った女性被害者に事情聴取した際、制度について説明したところ、10日になって女性が地検を通じて参加を申請した。 【関連ニュース】 ・ 目刺され男性重体=自転車で帰宅中? ・ 女子中学生、切られ軽傷=「男が逃走」 ・ 韓国人男を逮捕=03年の強盗傷害事件 ・ 車から振り落とされた父親死亡=少年恐喝事件 ・ 手錠掛け、自宅から連れ出す=26歳