印刷 福島県や宮城県の民家で使われていた薪(まき)の灰から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、環境省は24日、東北、関東8県の65カ所で調べた灰の調査結果を発表した。福島県南相馬市の民家で1キロあたり24万ベクレルを検出したのを始め、福島、宮城、岩手、茨城4県の合計13カ所で、通常のゴミと同じ方法で埋め立てられる国の基準(1キロあたり8千ベクレル以下)を超えた。 調査は今月実施した。福島県では南相馬市のほか、川俣町で16万3千ベクレルを検出。いずれも自宅周辺の森林から伐採した薪を、風呂の湯を沸かすために使っていた。ほかに8千ベクレルを超えたのは、福島県で6カ所、岩手県で3カ所、宮城県で1カ所、茨城県で1カ所だった。同省は24日、薪ストーブなどを使う際には、できる限り市販されている薪を使うように求める通知を出した。 各県の調査箇所数と薪の灰から検出された放射性セシウムの値は以下の
印刷 岩手県が14日、県内4市町で露地栽培された干しシイタケから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える1キロ当たり最大2880ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同日付で4市町に出荷自粛と自主回収を要請した。 県によると、検出したのは県南部の奥州、一関、大船渡、平泉の各市町で昨年4〜5月ごろに加工されたもの。県による出荷自粛の対象は、2011年中に加工された全在庫。 農林水産省によると、これまでに基準を超える放射性物質が検出されたのは福島、栃木、群馬、神奈川、静岡の5県。最高値は栃木県の6940ベクレルだった。 関連リンク栃木産シイタケに基準超すセシウム 都内スーパーで販売(2/4)干しシイタケからセシウム 長野・愛知・群馬で販売(2/3)干すとセシウム倍に シイタケ産地悲鳴「検査法変えて」(11/12/20)相模原の干し椎茸からセシウム 県が出荷自粛を要
福島原発から200キロ―岩手、千葉でもセシウムによる住居内汚染、「深刻」/ACRO&ヌーベル・オプセルヴァトゥール(12月15日) 放射性セシウムは福島原発の周辺にとどまらず、日本の広い地域で食品や住居内を汚染している。チェルノブイリ原発事故の後にフランスで設立された市民による独立研究機関の一つ「西部地域・放射能検査室」(ACRO)は、福島原発から200キロ圏内に住む住民13世帯宅で使用されている掃除機の中袋に付着したホコリを調査、その結果を公表した。 <参考>ACROによる公表データ(日本語)はこちら http://www.acro.eu.org/OCJ_jp#23 これによれば、全ての世帯について掃除機の中袋から放射性セシウム134と137が検出された。当然ながら、福島原発に一番近い地域は放射能による最も深刻な汚染の被害を受けており、原発から50キロの地点にある福島市渡利(わたり)では
一関市は21日、市内の公共施設など計835施設で実施した空間放射線量の測定結果を公表した。地表から1センチの高さでは、全体の42%に当たる353施設で局所的に国の基準値(毎時1マイクロシーベルト)を超えた。このうち毎時10マイクロシーベルト以上だったのは3施設だった。市は今月下旬から基準値を超えた施設について除染する方針だ。 学校施設では既に測定を終えているが、さらに市内の汚染状況を把握するために対象を広げて実施した。10月中旬から11月上旬にかけ、公園131カ所▽自治集会所413施設▽体育館などの公共施設291施設--で調査。地表から1センチ、50センチ、1メートルの高さで計測した。 その結果、1センチの高さでは公園で8カ所、自治集会所で223施設、公共施設で122施設が毎時1マイクロシーベルトを超えた。最大は同市花泉町の油島第8公民館の毎時10・8マイクロシーベルト。次いで同町の老松介
印刷 関連トピックス枝野幸男 枝野幸男官房長官は1日午後の記者会見で、岩手県全域の牛の出荷停止を県知事に指示すると発表した。岩手県産の牛の肉から国の基準を超える放射性セシウムの検出が相次いだためで、原子力災害対策特別措置法に基づく措置。牛の出荷停止は福島、宮城両県に次いで3県目。 岩手県内では、2市町の畜産農家から出荷された牛の肉が食品衛生法の暫定基準値(1キログラムあたり500ベクレル)を超えていた。 関連記事牛出荷停止、栃木県へ指示検討 対策本部(7/30)牛肉、簡易測定認める 厚労省、全頭検査に導入(7/30)汚染牛問題、全頭検査などを要請 全中、農水相に(7/29)宮城県産肉牛を出荷停止 岩手県産でも検討(7/29)岩手・宮城・栃木牛も汚染 計5頭 エサに地元のわら(7/23)
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