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ブックマーク / nitino.hatenadiary.jp (5)

  • セックスしていても一つにはなれないけれど - うどんこ天気

    その最中に、これが終ればまたこの人とは離れてしまうんだなあと思って体が冷えたように悲しく思ったことがあった。動くと体の境界線が解る。止まると体と体の境界線が消えて、馴染んで一つになって溶ける。手を握り合う。重ねるという表現がしっくりとくる。でも、明日の昼間になれば別々のところで別々に離れて私とこの人は過ごしているんだろう。この人は私じゃない。私はこの人じゃない。それが酷く、急に悲しくなってポロポロ泣いた。私の体の奥には、壁があって、そこは境界線の最たるものでそこはどうしようもなく存在する。私の内臓なんて、全部溶けてしまえばいい。ここから、全て無くなってしまえば。いいのに。その後、シャワーを浴びた。宅配のピザをべながら、二人にしか解らない暗号のような冗談を言って笑い合った。話すうち、相手の口調や考え方が段々私に似てきていることに気付く。私も同じだろう。私は私を止めることは出来ないし、私はこ

  • 相互不理解で失恋した話 恋愛はつもりででも出来るとかなんとか - うどんこ天気

    「センチメントの季節」という漫画がある。性がテーマだが単なるエロ漫画では無く、性にまつわる悲しさや心の動きが繊細に物悲しく描いてある。重く切ない。以前、付き合っていた人はアニメや漫画が嫌いだった。昔好きだったらしいが、脱オタしたらしい。ある日、私は夕飯の準備をしていた。台所に、部屋から爆笑が聞こえた。彼は「センチメントの季節」を読みながら「アハハハハハハ、セックスしよーだってあはははくだらねえ、アハハばかじゃねえかー」と言っていた。「どの話?」と私は聞いた。私がかなり好きだった話だった。昔の私のような眼鏡の女の子でコンプレックスを持った女の子の話。昔の、自分。「こんなこと有る訳無いじゃん」「てゆか、うざくねー?絶対やだ、キモい」私は、その彼の哂う顔と声で…もうこの人とそういうことは、出来ないな…と何となく思った。…この人は昔の私を哂うんだろうな…。そういうことのときの、私の気持ちを考えたり

  • ときめきメモリアルを超お薦めされて後にきらわれた話 - うどんこ天気

    大学生になりたての頃、課外授業があり都市部に行った。その後男女混合の集団でカラオケをする事になった。カラオケの待ち時間が有ったので「隣のゲームセンターで暇つぶしをしようぜ」と言うわけでゲーセンに行った。私は兄とぷよぷよを大晦日からお正月まで七時間ぶっ通しで対戦し続け年越しする*1イカレタ感じのゲーマーなのだが大学入りたてなので多少を被っていた。 その時、隣に居た男子学生が「ときめきメモリアル」について語り始めた。 ときめきメモリアル、通称ときメモは「恋愛育成シミュレーションの金字塔・ときめきメモリアル」簡単に言うと超有名で超おもすろいギャルゲー…で合ってると思う。ちなみに私もやった。館林美晴と伊集院レイ両方攻略済み*2だ。多分割りとやりこんだと思う。ギャルゲーと言っても普通に面白いし、ゲーマーじゃない女の子がやっても割りと面白いと思う、と言うかゲーマーじゃない友人にやらせてみたらはまって

    AltNight
    AltNight 2006/08/21
    男が話せなくなるのがわかる気がする
  • 「すき」って聞くと、信じる事ができる訳無いよって思ってた - うどんこ天気

    「好き」って何て嫌な言葉なんだろうとずっと思ってたし、私のことを「好きだよ」って言う奴は一番嫌いだったし、好きだったけど、でもやっぱ嫌いだった。「好き」「付き合って」って言われても「どうせセックスしたいだけなんだろう」ってずっと思っていた。だから当時の恋人に一度そう言った。「どうせセックスしたいだけで付き合ってるんでしょ」泣きながら叩かれた。叩いたりされた事なんて無かったから驚いた。私はますます、ますます頭に来て。よーしそれなら。見てろよ。と思って十キロ位急に太ってやった。当時まだ摂障害の症状が出ていたから吐かなきゃ良いだけだった。急に太ったので体はぶよぶよでお腹もたゆんたゆんで、顔もむくむく。元々かわいくないのが余計かわいくなくなった。服も化粧もいい加減にした。私は心の底から、「ざまあみろ」「早く私を捨てろよ」「好きなんて嘘だよ」って思った。でも、全然変化が無かった。「あんたなんで全然

    AltNight
    AltNight 2006/08/04
    肯定、か
  • わっ、騙されたらあかんよー - うどんこ天気

    真面目な記事をぽこぽこ上げたせいか善人とか思われてたら困るから、自分の悪行を書こうと思った。のだけど。当の悪人はそんなことは言わないで、にっこり笑って近づいてズタズタにするから悪人なのだ!と思って書くのを止めた。によによ。 ハッ!しまった!これすらも書いたらあかんのとちゃうか!・・・かと言って「自分は善人です」とか「自分はモラリストです」とか言う奴に限って碌な奴がおらんのは、他人に印象付ける為に、他人を利用する為に、ホニャララですとか言いおるのだ。言葉を信用してはいかん。「他人の言葉」は他人の行動の一部だ!それを発した意図は何か!こいつは何を考えているのだ!考えるといいのだ。そもそも人ですら自分の隠れた願望に気付いていないこともある。人間の心は複雑だ。あそこを起てればこちらが起たない、わけ。押して潰したら、隣でまた何かが飛び出すわけ。 と言うわけなので私は沈黙しながら、自分の印象操作を

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