児童書「こびとづかん」シリーズで知られていた長崎出版が8月22日、東京地裁へ自己破産を申請し、9月30日までに破産手続き開始の決定を受けた。負債は約17億4001万円。 帝国データバンクによると、長崎出版は2006年より販売した「こびとづかん」シリーズのヒットを受け、年売上高は2013年4月期には約16億2300万円にまで拡大していたという。しかし、2013年末までにトラブルから『こびとづかん』シリーズの扱いを中止する事態に陥っており、取引先への支払いが滞る状況などが発生したという。 2007年4月期に約1億1000万円だった年売上高は、2013年4月期には約16億2300万円にまで拡大した。 この間、グループ会社を相次いで設立するなど、ホールディングカンパニー制を目指し、その一環で2013年7月には古着ショップを全国展開する企業を買収。辻氏が同社の代表に就任したものの、同年8月に同社代表