2015年鎌倉検定1級の問題が難しかったことは、例を挙げて先に考えてみました。 →「2015年鎌倉検定の1級はむずかしい!」を参照。 今回の問題例から、現地を見ることの大切さを考えてみました。 鎌倉を駆け足で巡るのではなく、ゆっくりと廻って、いろいろ思いを馳せて散策するのがいいようです。 【問題】 次の墓・供養塔のうち,「宝篋印塔」はいくつあるか。 源頼朝の墓(西御門),北条政子供養塔(安養院境内),忍性墓(極楽寺奥の院), 大江広元の墓(明王院裏山),日野俊基の墓(葛原岡神社境内), 伝上杉憲方墓(極楽寺坂),泣塔(洲崎古戦場碑付近) (答えは3つです。) まず、「宝篋印塔」とは何かを知らなければ、話になりません。 一つでも知っていて実際に皆見ていれば、形が同じかどうかで同類を判断できます。 墓・供養塔の形には、「宝篋印塔」、「五輪塔」、「層塔」、「宝塔」、「無縫塔」などいろいろあるよう