トヨタ自動車は29日、子会社のダイハツ工業を8月に完全子会社にすると発表した。トヨタが持つ自社株をダイハツ株と交換し、出資比率を約51%から100%に引き上げる。両社の関係を強化することで新興国での拡販を目指す。 完全子会社化にともなってダイハツは上場廃止になる。ダイハツブランドはそのまま残す。 トヨタはダイハツと1967年に業務提携。98年にはダイハツ株を買い増して過半数を取得した。ダイハツの軽自動車をトヨタの店で売ったり、インドネシアでダイハツが生産した車の供給を受けたりするなど連携してきた。 今後は小型車についてはダイハツが主体となって企画から生産までを担当。商品力を強化する。