コロナ禍に揺れた2020年プロ野球の頂点を決める日本シリーズは、福岡ソフトバンクホークスが圧倒的な力で制してその幕をおろした。しかし、その「ホークス」の源流といえる、あるプロジェクトがオフシーズンに熱い盛り上がりを見せている。 今年2月に84歳でこの世を去った野村克也氏の南海時代の功績を残すためのプロジェクト「おかえり!ノムさん 大阪球場(なんばパークス)に。」が大反響だ。野村氏の写真や記念品を、かつての本拠地だった大阪球場跡地にある「南海ホークスメモリアルギャラリー」に“里帰り”させるという企画で、リニューアル費用を募るためのクラウドファンディングは、開始した11月11日から10日余りで1000万円を突破した。 球団とのトラブルで、写真すら飾られなかった 「今の野球ファンが知っているのは、ヤクルトや楽天などで監督を務めた“名将ノムラ”。それだけでなく、偉大な野球選手としての功績をもう一度