沼津郷土史研究談話会(沼津史談会)は23日、城下町としての沼津の歴史を学ぶ「歴史と文化のまちづくり塾」の集大成となる講演会を市立図書館で開いた。同会が沼津中央公園に歴史と文化の情報案内板設置を提案し、歴史学者ら3人が意見交換した。 意見交換をする登壇者ら=沼津市立図書館 歴史学者の平山優氏、国立歴史民俗博物館の樋口雄彦教授、静岡古城研究会の望月保宏会長が登壇。同会は、かつての三枚橋城、沼津城、沼津兵学校の名残がある同公園に、城があったころの地図と現在の地図を重ね合わせて位置関係を「見える化」した案内板の設置を提案した。 平山氏は「城はすでに埋まっているため、見える化は一つのアイデアになる」と評価し、樋口教授は「歴史を継承するためには案内板だけでなく、イベントを開催してPRも必要」と言及。望月会長は「QRコードを入れ、情報発信するなどの工夫もできる」と述べた。公園の名称変更や愛称についても議