静岡県教委の取材を担当して以来交流があり、県教育長や県立中央図書館長を歴任した鈴木善彦さんから先日、一冊の本を手渡された。 タイトルは「牧之原『いこっと』誕生物語―民と官で開いた図書館の記録―」。牧之原市は私の故郷。そして「いこっと」は3年前、その地の官民複合施設内にオープンした市立図書交流館。本は新図書館開館に向け、市図書館協議会長として民の立場で中心的に関わってきた鈴木さんと、市の図書館司書として行政実務の先頭に立ってきた水野秀信さんの共著だ。 「いこっと」については、鈴木さんから度々話を聞いていた。カフェやボルダリング施設などが出店した民間エリアとの境界が仕切られてない県内唯一の図書施設。購入した飲み物を持ち込むことが可能で、逆に本を持ち出して店内で読むこともできる。 本は人々の図書館への熱い思いが詰まった、まさに「物語」だった。それまで図書館の蔵書冊数や貸出冊数が県内最低水準だった
2024年3月29日、千葉県立図書館が「千葉県立図書館百周年記念動画 館内案内」を公開したと発表しました。 千葉県立図書館は、1924(大正13)年3月に皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)の御成婚記念千葉県図書館として誕生しました。2024年3月に100周年を迎え、その記念として、同館内を案内する記念動画が作成されたもので、一般の人が立ち入ることのできない書庫も公開されています。 「千葉県立図書館百周年記念動画 中央図書館 館内案内」をYouTubeに公開しました(千葉県立図書館, 2024/3/29) https://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/central/youtube.html 千葉県立中央図書館 百周年記念動画 館内案内(YouTube, 2024/3/27) https://www.youtube.com/watch?v=ds
明治大学法学部教授、大学史資料センター所長/図書館長 村上 一博 図書貸出票・閲覧票、明治大学図書館所蔵資料 第3週は、プールで泳いでいた寅子が、濡れた髪のままで、慌てて教室に駆け込むシーンからスタートしましたね。三淵さんが、御茶ノ水のYWCAでときどき泳いでいたことは、級友たちが証言しています。ちなみに、YWCAの屋内プールは、今もありますよ。 ドラマでは、退学者が続出して明律大学女子部が閉校されそうになり、新入生確保のため、法廷劇をすることになりました。前にも少しお話ししたように、昭和4年に明治大学女子部がスタートしたときは、法科の入学生は93名でしたが、三淵さんが入学した昭和7年は52名と次第に少なくなっていきました。退学者も多く、卒業するころには約半数に減ってしまうという状態でしたから、閉校されそうになったのも頷けます。翌昭和8年に弁護士法が改正されると(施行は3年後の昭和11年)
4月からの時間外労働(残業)規制を受けてドライバー不足が深刻化し、各地のバス会社で減便が相次いでいる。コロナ禍の利用者減少や燃料費の高騰で逆風の中、政府も対策を掲げているが、2030年度には全国で3万6000人のバス運転手が不足するとの試算も。運転手の処遇改善を図りつつ、高齢社会に不可欠な地域の足を守るには。(山田雄之) 「横浜市営バスでは、乗務員不足により運行の確保が困難になったため、平日の日中から夜間を中心に減便します」―。同市は12日、保土ケ谷営業所が運行する平日のバスの本数を22日から減らすと発表した。12路線で計77本。1日には290本の大幅な減便に踏み切ったばかりで、月内で2度目となる異例の措置だ。 「利用者には大変申し訳ない」と担当者。今年に入り同営業所の20~50代の運転手9人が転職を希望するなどして相次ぎ離職。他の営業所から応援をもらって対応したがまかないきれず、苦渋の決
「書店・図書館等関係者における対話の場」は、出版文化産業振興財団(JPIC)、日本図書館協会、文部科学省総合教育政策局の連携の事業。書店や出版社、公共図書館、学識経験者らで構成され、2023年10月から24年3月まで4回にわたって開催された。4月1日に発表された「まとめ」では、これまでの議論で得られた現状や課題に関する共通認識や書店と図書館の連携方策が提示されている。 興味深いのは「複本問題」について。公共図書館がベストセラーを大量に所蔵して貸し出し、書店の経営や作家の生活を圧迫しているという批判は、20年以上前から続く。一部の書店や出版社からは、複本制限や貸し出し猶予期間の設置などを求める声もあった。しかし「まとめ」ではベストセラー本の複本は平均1.46冊で、約6割の図書館の複本は「2冊未満」で過度とはいえない状況にあるとした上で、実証研究に基づいて「全体として図書館による新刊書籍市場の
リンク 株式会社ニップン ニップン よくばりシリーズ|商品情報|株式会社ニップン ニップンの家庭用商品「冷凍食品:ニップン よくばりシリーズ」をご紹介します。 3 users 80
2024年04月18日 (木) 【最終報】2024年4月17日の豊後水道を震源とする地震について、高知県内の公共図書館の被害状況 【2024/4/19 10:15時点 最終報】【2024/4/19 8:30時点 第6報】【2024/4/18 17:00時点 第5報】【2024/4/18 10:00時点 第4報】【2024/4/18 9:45時点 第3報】【2024/4/18 9:20時点 第2報】【2024/4/18 9:10時点 第1報】 2024年4月17日午後11時14分ごろ、豊後水道の深さ39キロを震源とするマグニチュード6.6の地震が発生しました。 高知県立図書館が確認した情報によると、 高知県で震度4以上が観測された市町村 (宿毛市、土佐清水市、四万十市、梼原町、四万十町、黒潮町、大月町、三原村)の 公共図書館等の状況は以下のとおりです。 ・宿毛市立坂本図書館 本の落下、本棚が
震度6弱の揺れを観測した高知県宿毛市の図書館では、およそ3万冊の本が棚から落ちて散乱し、職員が片づけ作業に追われています。 宿毛市中央にある宿毛市立坂本図書館では、17日夜の地震の影響で9万冊余りの蔵書のうち3分の1近くにあたるおよそ3万冊の本が棚から落ちて散乱したほか、郷土史料などを保管している書庫の本棚が傾くなどの被害が出ました。 18日午前10時ごろ、職員などおよそ20人が床に散乱した本を拾って棚に戻すなどの片づけ作業に追われていました。 図書館は18日臨時休館していて、20日までには再開できるよう作業を続けるということです。 坂本図書館の橋本幸枝館長は「地震のあとすぐに駆けつけたがこれだけ被害が出るとは思っていなかった。1日でも早く再開できるよう職員で力を合わせて作業を進めたい」と話していました。
宇都宮市と隣接する芳賀町を結ぶ次世代型路面電車「芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)」を運行する宇都宮ライトレール(宇都宮市)は20日から、芳賀町の道の駅で使える商品券などが付いた1日乗車券を発売する。観光資源を生かして乗車を促す。料金は2000円で1000円の1日乗車券に「道の駅はが」の飲食・物販店で使える700円分の商品券、施設内の「ロマンの湯」を半額の300円で入浴できるチケットが付く。沿
「プログラムとは何か」という質問に対する、最も素朴な回答は「プログラムとは、機械に与える命令文の並びのことです」というものだ。命令文を解釈する機械が、プログラムに記された命令に従って、装置を制御し、計算処理を実行する。このようなことは、情報科学の基礎として学校で教えていると思う。 一方で、今日の高水準言語によるプログラミングでは、〈式〉という概念を理解していることがとても重要だ。特に、関数型プログラミングが注目されるようになった今日では、もはや単なる数式としての理解では十分でない。 しかし、プログラミング言語における〈式〉は〈サブルーチン〉や〈関数〉のような概念に比べると自明であるように思われているためか、あまり精緻な説明がなされないようだ。実際、Wikipediaにおける式 (プログラミング) - Wikipediaの記述の短さを見て欲しい。英語版であれば少しだけ記述が長いが、それでも十
ナンセンスなハンコ 先日、大学で進路説明会なるものが催され、某就活支援サービスの担当者が、就活の心得のようなものを語っていた。そこで、履歴書だかエントリーシートだかの書き方の話になったのだが、「綺麗に書いて最後にハンコを押す段階で失敗して書きなおすことになるのは時間の無駄であるしバカらしいから、先にハンコを押してから書くよう」と指南した。 書類を書く前にハンコを押すとは、ナンセンスに思える。そういうナンセンスな対処を得意げに語ることを許容する社会はどこか鈍いのではないか、誰かこのことをよく考えなければならないのではないかと、そう感じた。ハンコを押すならば、その行為にどのような意味があるか、考えるべきではないのか? 実際のところ、行為に意味があることと、その意味を行為者が認識している(意図がある)ことは別だ。記号は、それを取り扱う者(あるいは取り扱う物)がその意味を認識せずとも、意味を持って
これは、複数の他社の人から聞いた話をくっつけたり混ぜたり脚色した話になる。つまるところフィクションだ。 あるIT企業ではチームごとに始業時にスタンドアップミーティングを行っている。スクラムで言うところのデイリースクラムである。よくあるやつだ。 ある日、5〜6人くらいの小規模チームに新しいメンバーが加入した。新卒ではないけれど第二新卒くらいの若さのメンバーであった。将来的にはリードする役職(テックリードだったり、デザインリードだったりそういうやつ)につきたいという、意欲のあるメンバーだ。仮にメンバーを山田としよう。 入社後しばらくした山田からマネージャーに相談があった。 「毎朝、スタンドアップミーティングをしているが、時間の無駄にしか感じない。それぞれが進捗を共有するが、自分には関係ないタスクの話を聞いても意味がないので早くタスク消化に入りたい。」 マネージャーはスタンドアップミーティングの
もう手放せない。 最近毎日のように行なっているオンライン会議。自宅や好きな場所で、いろいろな人と打ち合わせができるのはたいへんありがたいもの。しかし、オンラインならではのストレスもあります。 たとえば音声の問題。お互いの使っているデバイスや周囲の環境などにより、声が聞こえづらくなると、何度も聞き返したりすることがストレスになります。また、オンライン会議が増えてきたことで、議事録作成の時間が膨大になってきているのも辛い。 さらに、自宅で仕事をする時間が増えると、机の上もごちゃごちゃになりがち。Webカメラにマイク、外付けディスプレイに外付けHDD、その他スマートフォン類の充電などなど、机の上はありとあらゆるケーブル類が這い回っています。作業スペースが狭くなりますし、何より気分が下がります…。 このようなストレスを軽減するために、AIの技術を活用したあるガジェットを導入してみました。 その名も
Notionは驚くほど多機能で、特にノートの限界を超える使い方を知っていると、よりその実力を発揮できます。 ここでは、Notionの「便利なのに意外と知られていない使い方」を6つご紹介します。 1. カレンダーを埋め込んでスケジュール管理生産性向上ツールは、複数のツールを組み合わせて使うと便利ですが、それぞれのツールを更新し続けるのは大変。 そこで、Notionにカレンダーを埋め込む方法を知っていると、この大変さを抑えられます。 カレンダーを埋め込む前に、以下の手順でGoogle カレンダーから埋め込みURLを入手しておきましょう。 1. Google カレンダーのサイトにアクセス。 2. メニューバーの歯車アイコンをクリックし、「設定」をクリック。 3. 設定メニューの「マイカレンダーの設定」で埋め込みたいカレンダーをクリック。 4. 「カレンダーの統合」をスクロールダウンし、「このカレ
ここ2年ほど、全国に点在する経営者や経営幹部と出会い、話を聞く機会を増やしている。月平均3~4名くらいのペースで、企業規模は数十名から数百名前半くらいの中小・中堅企業が多い。 地域/業種/業界/規模はバラバラながら、共通する話題もある。中でも表題の「40~50代社員の老害化」はよく耳にするテーマである。 個人的には、「老害」という言葉を安易に用いるのは好きではない。なぜなら、自分に都合が悪い年配者をすべてそこにカテゴライズし、全否定できる言葉だからである。実際には老害とは反対の「若害」といえる現象も存在するように思う。それも含めて、物事は「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」で冷静に客観的に見なければいけない。 その前提があった上で、比較的若い経営者や経営幹部の話を聞くと、「それは確かに老害という言葉で表現するしかないかもしれない」と思うことはある。 老害社員とは こうした話題で出てくる
呆けてしまった親を見捨ててはいけないのだろうか。冷たいようだけれども各々好きにすればいい、と僕は思う。面倒をみるのも見捨てるのも正しい。僕の母はさいわい元気で、呆けるのは貸した金を返すように僕が文句をいうときだけである。僕自身は家族に面倒をみてもらいたいとは思わない。つか面倒をみてくれる家族がいなかった。奥様からは「キミがボケても面倒はみないから」と言われている。ハードコア・ライフだ。そんなことを考えているのは、実家の裏に住んでいる高齢女性が原因のちょっとした騒動に巻き込まれて警察沙汰になりかけたからだ。母からは裏のオバサンが呆けてヤバいという話を聞かされていた。「約束をすっかり忘れる。約束したことすら覚えていない」「一緒に出かけて帰ってきた直後にまだ出かけないの?と訊いてくる」「娘の旦那宛の電話をウチにかけてくる」等々。オバサンは母よりも少し年上なので八十代前半。僕の一学年上の娘が一人い
東京理科大学(学長:石川正俊)は、2031年に迎える創立150周年に向けて掲げた「世界の未来を拓くTUS」実現に向けた施策を進めております。今般、科学技術の発展に寄与し国際社会に貢献していくことを目的に、情報系分野を担う「デジタル人材」の育成を主眼とし、新たな時代に即した最先端の情報科学技術を担う人材の育成を目指す「創域情報学部」、並びに、情報化社会において、高度な科学技術を広く一般に伝える人材を輩出することを目指す理学部第一部「科学コミュニケーション学科」を、2026年4月に設置することを計画しています。 1.設置の背景 現在の情報化社会において、情報科学技術は社会の変革を牽引し、様々な分野で重要な基盤技術となっています。人工知能をはじめとした情報科学技術は進歩が目覚ましく、関連する教育・研究の基盤整備が急務です。本学ではこれまでも、多様な分野それぞれにおいて必要な情報科学技術の活用を推
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