ビジネスや日常生活において、「情報収集」は欠かせない。 だが、効率的に情報を集めたいものの、山のようにある情報に翻弄され、時間がかかってしまう—— 。 『大学図書館司書が教える AI時代の調べ方の教科書』(BOW BOOKS)著者で、大学図書館の司書を務める中崎倫子氏に、効率的な情報収集の方法について聞いた。 知りたいことがあれば、検索エンジンに思いつくキーワードを入れ、とりあえず検索。検索結果で表示が上にあるものからざっと目を通していく……といった調べ方をする人も多いだろう。 中崎氏によると、その情報の集め方は「少し危険」だという。 我々が日ごろから触れるネットニュースや本は、「読ませる工夫」としてタイトルや見出しにインパクトがある言葉や数字が並ぶことがある。 「数字などが載っていると、一見“もっともらしい”内容に見えてしまうもの。 しかし、一度立ち止まって『その情報のエビデンス(根拠、