The Apache Software Foundationは米国時間4月1日、Apache(httpd)ウェブサーバに存在する深刻な脆弱性(「CVE-2019-0211」)に対するパッチを公開した。同脆弱性は特定の状況下において、悪意あるサーバスクリプトの管理者(root)権限での実行を許してしまうことで、そのサーバの乗っ取りを可能にするというものだ。 同脆弱性はUNIXシステム向けのApacheウェブサーバ(バージョン2.4.17から2.4.38)のみに影響を与えるものであり、同日にリリースされたバージョン2.4.39によってフィックスされている。 Apacheチームによると、同脆弱性を悪用することで、低い権限で実行されるはずのApacheの子プロセス(CGIスクリプトなど)において、親プロセスの権限で悪意あるコードを実行できるようになるという。 Apache httpdはたいていのU