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2020年1月1日のブックマーク (2件)

  • ギグ・エコノミー礼賛の裏で「自由な自営業者」を襲う貧困と家族の崩壊(河野 真太郎) @gendai_biz

    英国労働者階級家族の変遷とこの映画との関係については詳しく別論したので、お読みいただきたい。 そこで述べた通り、『家族を想うとき』は希望としての、個人を守るコミュニティとしての家族の物語ではない。むしろ、現在の経済によってコミュニティが分断され、家族も個人を守ってくれるものではなくなっている。それをこの映画は克明に描くのだ。 希望としての怒り では、希望はないのか。この映画はとてもハッピーエンドとは言えない結末を迎える。労働者階級の連帯は巧妙なギグ・エコノミーによる個人への分断によって決定的に消え去り、家族でさえも個人を守ってくれない。 ちなみに、先に触れた『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』は、単にセンセーショナルに現状を暴露しているだけではなく、かつてはイギリスに存在した労働者階級のプライドや連帯心のありようを印象的に、哀悼をこめて描いている。それも、新自由主義の時代が深

    ギグ・エコノミー礼賛の裏で「自由な自営業者」を襲う貧困と家族の崩壊(河野 真太郎) @gendai_biz
    Humisawa
    Humisawa 2020/01/01
    “この映画はとてもハッピーエンドとは言えない結末を迎える。労働者階級の連帯は巧妙なギグ・エコノミーによる個人への分断によって決定的に消え去り、家族でさえも個人を守ってくれない。”
  • ギグ・エコノミー礼賛の裏で「自由な自営業者」を襲う貧困と家族の崩壊(河野 真太郎) @gendai_biz

    この映画を作るにあたってラヴァティ氏は、ギグ・エコノミーをグローバルな現象として、それともイギリス特有のものとして描いたのだろうか。ラヴァティ氏が語る。 「明らかに、オンライン小売店のための宅配業務は世界的な現象です。とりわけアマゾン・モデルを通じて、同じタイプのテクノロジーが世界中で使われています。 私たちが当に目にしているのは、人びとを解放するのではなく、奴隷化するためにテクノロジーが使われているということです。というのも、テクノロジー自体はニュートラルなもので、使われ方に依存するからです。テクノロジーは私たちを解放するために使われる可能性がある。 しかし今触れたような大企業の手におちると、そういった企業は、支配力、権力をもって利益をしぼり取るためにそれを使う。そういった企業は労働組合を許さず、非常に反労働組合的です。強大な権力をもって支配をし、会社と株主に利益をもたらす。 こういっ

    ギグ・エコノミー礼賛の裏で「自由な自営業者」を襲う貧困と家族の崩壊(河野 真太郎) @gendai_biz
    Humisawa
    Humisawa 2020/01/01
    “私たちが本当に目にしているのは、人びとを解放するのではなく、奴隷化するためにテクノロジーが使われているということです。というのも、テクノロジー自体はニュートラルなもので、使われ方に依存するからです”