トヨタ自動車堤工場(愛知県豊田市)で二〇〇二年二月、勤務中に倒れて亡くなった内野健一さん(当時三十歳)の過労死裁判勝訴確定を受けて、豊田労働基準監督署長が六日付で遺族補償年金の支給を決定。内野さんの妻で原告の博子さんと弁護団が十日、労基署長から説明をうけ、名古屋市中区内でマスコミ発表しました。 博子さんは「自主活動を含む時間を業務と認めた労災認定をうれしく思う。ようやく、本当に夫のがんばりが認められた」「本来なら六年前にこの決定が出るべきだった」と語りました。 また会社に対して「(自主活動などは)定時内に行うなど、何らかのルール変更がされると思う。過労死を二度と起こさず、労働者や家族、地域、下請け企業も大切にした世界一のいい会社になってほしい」と述べました。 労基署は、健一さんが上司と一緒に会社にいた時間を基礎に、サービス残業として問題になっていた「QCサークル活動」なども、名古屋地裁の判