「親から、私が選挙に出るまで25年空いている。25年空いてても世襲か?と言われると、これはまたまた難しいところが出てくると思う」。麻生首相は8日の衆院予算委員会で、父親の議員引退から自らの当選まで四半世紀と指摘し、自らに対する世襲批判に反論した。 小泉元首相が次男を後継指名したことに対し、民主党の細野豪志氏が首相の見解を求めた際の答弁。民主党が国会議員の世襲制限を打ち出したことについて、首相は「選挙区の世襲を含め、選挙、選挙区、選挙制度のあり方、いろいろ各党で議論されるのはよいこと」としつつ、自民党のマニフェストに盛り込むかについては「党で目下検討中」と述べるにとどまった。