自分を提訴した原告の会見を取材する鈴木エイト氏 ジャーナリストの鈴木エイト氏に名誉を傷つけられたとして、統一教会信者の後藤徹氏が10月4日、同氏に1100万円を請求して東京地方裁判所に提訴した。提訴後に東京の司法記者クラブで会見を開いたが、記者席には被告である鈴木氏の姿が。会見終了後は、原告ではなく被告の鈴木氏が報道陣に囲まれ、事実上の「反論会見」が行われた。 同日、統一教会関連団体「天宙平和連合(UPF)」の日本支部「UPF-Japan」も鈴木氏を提訴した。 鈴木エイト氏は「やや日刊カルト新聞」の主筆を務めており、同紙幹部を被告とする民事訴訟が提起されるのは11年ぶり3件目。2件の同日提訴は、同紙史上初となる。 ■原告は統一教会から業務委託を受けた信者 後藤氏は自身が「拉致監禁」され統一教会からの脱会を強要されたとして民事訴訟を起こし、家族やキリスト教牧師らに損害賠償を命じる判決が201