「螺旋丸!」「千鳥!」ドカーン「俺は兄貴とは違うやり方で色々目指す(ドヤァ」。これが私の中の『NARUTO』の記憶だった。 学生時代に友人から借りて読んだ第一部の記憶はかなり薄れていたが、ジャンプは毎週読み続けていたので、15年の連載を経て完結したことは知っていた。最終話はオールカラーだったので目に留まったし、かなりハッピーエンドで終わったんだろう、というふわっとした印象だけを持っていた。 そんな2015年の夏の日、シリーズ最新映画『BORUTO ボルト -NARUTO THE MOVIE-』が封切られる。映画好きが多い私のTwitterのタイムラインでは絶賛評価が見られ、あるフォロワーからは「ナルト全巻を今から読んででも観る価値がある」と太鼓判を押しまくりながらオススメされた。一応の漫画好きを自負しながらビッグタイトルを読んでいないのはずっと引っかかっていたので、これを機に重い腰を上げる
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