千葉県教育委員会は17日、県立図書館の新たな運営方針を示す基本構想を決定した。現在3カ所ある県立図書館で分散してきた機能を中央図書館(千葉市)に集約し、業務効率化や費用削減を進める。老朽化が進む中央図書館は5年以内に建て替えに着手し、収蔵能力を高める。これまでは中央図書館が法令や法規関連、西部図書館(松戸市)が自然科学・技術、東部図書館(旭市)は文学・歴史とそれぞれ担当分野を割り振り、資料を収
昨年12月に開館したのは知っていたがまだ訪れていなかった新土浦市立図書館に行ってみた。アルカス土浦という名前の複合ビルの中心的施設で、土浦駅前の空洞化現象に対する活性化策としてつくられた。 最近のこうした事例では指定管理制度を採用する自治体も増えているのだが、ここはそうせずに、直営の図書館として開館した。そのあたりの覚悟のほどと、どの程度のできばえかを確認しに行ったのだ。 結論から言うと、けっこういいのかもというところだ。日曜日の午前中であったが、すでにかなりの利用者が来ていた。家族連れも多い。車で行ったのだが、駐車場が同じビルにあって2時間までは無料で駐車できる。駐車券のチェックしてもらう際に前にいた家族連れが2時間でなくもっと長くしてほしい、2時間なんてあっという間に過ぎてしまうからと職員に話していた。駅ビルの駐車場の台数はそれほどなく、あとはちょっと歩くことになるが駅の東西の市営駐車
11月16日(木曜日)午後4時ごろ、愛知県図書館(名古屋市中区)において、利用者から、雑誌「自由と正義」に切り取り箇所があるとの指摘があり、確認したところ、次のとおり切り取り被害が判明しました。
公共図書館における郵送・宅配サービスの動向 大妻女子大学短期大学部:中山愛理(なかやま まなり) はじめに 公共図書館における郵送・宅配サービスは、決して新しいサービスではなく、日本では障害者に対するサービスの一環として取り組まれてきた(1)。近年、郵送・宅配サービスの対象者を障害者から高齢者、子育て世代、一般市民へと拡大する公共図書館が増えつつある。本稿では、文献やウェブサイトで確認できた郵送・宅配サービスについて、図書館サービスでの位置づけを踏まえつつ、対象者別に、申込み方法、郵送・宅配方法、費用負担、サービス内容等の点から整理し、紹介していく。 1. 郵送・宅配サービスの図書館サービスでの位置づけ 「図書館の設置及び運営上の望ましい基準」(平成24年12月19日文部科学省告示第172号)では、市町村立図書館(都道府県立図書館にも準用)による「利用者に対応したサービス」の1つとして、「
2017年2月26日2018年8月13日 図書館問題研究会神奈川支部は、神奈川県立図書館の再整備に関し、神奈川県知事と神奈川県教育長への要望書を提出しました。また、広く多くの方に知っていただくため、同趣旨のアピールをここに掲載します。 図書館問題研究会神奈川支部では、2012年7月に、「県緊急財政対策本部調査会」(以下、神奈川臨調)の中間報告に対して意見書を提出させていただき、2012年11月には「神奈川県立図書館の2図書館、閲覧・貸し出し廃止を検討」という記事に関して意見書を提出させていただきました。 その後、神奈川県の生涯学習部によって、県内の市町村立図書館の館長による検討会が開かれ、2016年7月には「県立図書館の再整備に向けた基本的な考え方(素案)」が公表され、パブリックコメントが実施されました。また、「県立図書館の再整備に関する意見交換会」を数度開催し、出席者から意見を求めて
新潟県の新発田市立図書館が、2018年度に開館を予定している新発田市立歴史図書館の整備計画を発表しています。 現・図書館において、歴史資料・郷土資料が増加し、分散管理しなければいけない状況となっていることに対応するため、2016年7月に図書館の一般室・児童室・分館支援機能が駅前複合施設に移設されたことにあわせ、旧館を改修し、歴史資料・郷土資料を所蔵する歴史図書館として整備、運営するものです。 歴史図書館は、現・図書館が所蔵する歴史資料・郷土資料を引き継ぐだけではなく、歴史資料を所蔵する館外の個人・団体と連絡を密にして情報共有を進めて資料の散逸を防ぐとともに、資料保存のアドバイスや寄贈の受け入れを通じて市全体の歴史資料保存に関するセンターとなることや、新たに発行される郷土資料の継続的な収集を目指すとされています。 また、収集した資料の閲覧や、研究・学習のためのスペースが用意されるほか、レファ
「利用者と積極対話を」 近畿6府県の公立図書館に勤務する司書向けに、文部科学省など主催の図書館研修が1月31日~2月3日、和歌山市西高松1の県立図書館で開かれた。 同省の調査によると、全国の図書館数はこの20年で1・5倍になり、勤務する司書の数も2倍以上に増えた一方、非常勤職員や民間企業など指定管理者の従業員が全体の7割を占め、正規職員の司書は減っている。図書館の人件費も国全体では微減傾向が続いており、直近の2014年度調査では初めて年間の貸し出し冊数が減少。公立図書館のあり方が変化し始めている。 基調講演した山本順一・桃山学院大教授は「今までのような貸すだけの『無料貸本屋』や民間からサービスを買い取るだけの形ではとてもインターネットと勝負できない」と指摘。「地域の中核施設としてコミュニティーを作ったり、多様な人の集まるセンターになるのは図書館しかできない」として、司書も積極的に利用者と対
2017年1月14日、群馬県太田市に新たに建設された「太田市美術館・図書館」のうち、1階・2階の展示室、255種類の雑誌を閲覧できる1階の「ブラウジングコーナー」、地産地消と太田の魅力を世界に発信することをモットーとしたカフェ&ショップがオープンしました。 同日、太田市内の商店や事務所、個人宅に本棚を置く「まちじゅう図書館」も開始されました。また、竣工記念事業として、同館の展示室で「ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展」が1月29日までの予定で開催されています。 2階・3階をはじめとした図書館のそのほかのスペース(絵本・児童書コーナーやアートブックコーナーなど)は、4月のオープンを予定しています。 太田市美術館・図書館、本日1月14日(土)開館!(太田市美術館・図書館、2017/1/14) http://www.artmuseumlibraryota.jp/news/446.html ま
県立図書館が人気だ。福井市の県立図書館と小浜市の若狭図書学習センターを合わせた一人当たりの貸出冊数は、なんと四年連続で全国一位。何が県民を引きつけているのか。十二月中旬に図書館を訪ねると、そこには絶え間ない司書らの創意工夫があった。 図書館の自動ドアを入り、まず目に飛び込んできたのが、今年人気を集めた大河ドラマ「真田丸」にちなんだ展示だ。ガラスケースには、福井藩士の西尾宗次が、大坂夏の陣で真田信繁(幸村)を討ち取ったとする資料が展示されている。 中へ目を向けると、カウンターの脇にも真田を思わせる赤い一角が。こちらは真田に関した蔵書を集めた特集コーナーだった。書棚が並ぶエリアにたどり着くまでに、鯖江の眼鏡産業や、日ロ首脳会談にあわせたロシア特集といった旬な話題に合わせた特集コーナーがいくつも設けられていた。
2016年11月22日と11月24日に、岩手県の紫波町図書館が、出張としょかん「観て学ぶ 野菜づくり名人になる!コツと裏ワザ!」を実施しています。 普段忙しく図書館を利用できない農家向けに、地域の公民館に出向いて実施するイベントで、図書館で所蔵する農業に関するDVDの上映や、農山漁村文化協会東北支部職員による農作業のコツや裏技について解説が行なわれます。 出張としょかん「観て学ぶ 野菜づくり名人になる!コツと裏ワザ!」(紫波町図書館) http://lib.town.shiwa.iwate.jp/event/20161025_01.html 地域に出張、農家応援 紫波町図書館が初の企画(岩手日報,2016/11/23) https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20161123_8 参考: 図書館調査研究リポートNo.15 地域活性化志向
県立図書館(福井市下馬町)の昨年度の個人貸出冊数が81万9031冊(前年度比1万6321冊増)、人口1人あたりの貸出冊数が1・013冊となり、3年連続で全国1位になった。全国で1冊を超えたのは同館だけで、全県民が年間1冊以上、同館の本を読んでいる計算になる。 昨年度の入館者数は62万6079人(同2万2163人減)で、人口比で全国2位。2003年2月に現在地に移転して以降の入館者数は9月29日で700万人を超えた。 貸し出し図書の分類では児童図書が最多で約27%(22万冊)を占め、文学関係図書の約21%(18万冊)が続く。児童図書が多いのは、訪れる家族連れが多いためで、毎週土曜の「おはなし会」「かがくえほんの会」「おひざでだっこの会」といった子ども・幼児向けイベントは大盛況だ。 また、昨年度はビジネス支援コ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事
最近は CCC とセットで言及される TRC こと図書館流通センターは、公共図書館からよく指定管理を受けていることでも知られている会社ではあるが、そもそもどういった組織なのか、ここでふりかえってみたい。 p.128 公共図書館の委託は、1980年代になって京都市や長野市でカウンター業務を委託しようという動きがあった時からとされることが多い。しかし、あまり意識されてこなかったが図書館での委託業務そのものは第二次大戦直後から始まっている。それも日本図書館協会が受託先になって、選書、収集、目録作成という、それこそ根幹にあたる部分の業務を代行してきている。戦後の混乱期であり、図書館業務が分からない職員が多かったこと、そして出版・流通鵜事情が悪かったため集品もままならないというやむをえない事情があったにしても、委託業務であることには変わりはない。そしてこの委託業務に関しては図書館界が育ててきたもので
機会があって、鎌倉市中央図書館へ行ってきた。 鎌倉市図書館と言えば、先日「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい(後略)」というTweetで話題になったところ*1。どんなところだろう、実際見てみるか、と足を運んだ。鎌倉市には5つの図書館があるのだが、時間の関係で中央のみ。 時に2015年9月12日。わざわざ日付を書く理由は、この日が平日昼間だったことと、ちょうど新しい企画展が始まった直後だったこと。以下、いち利用者としての訪問レポート。記憶違いご容赦。 アクセス JR*2鎌倉駅から歩く。反対側の出口から出て大回りしたので15分くらいかかった。大通り沿いは歩道が広くて整備され、小さいカフェや雑貨屋などがちょくちょくある。細い道に入ると趣のある家やモダンな住宅が立ち並ぶ。小綺麗で歩きやすい街という印象。いかにも観光地らしい。 交差点からやや上ると、
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神戸新聞によると、兵庫県立図書館は、阪神・淡路大震災を体験していない小学生に経験と教訓を伝えようと、防災意識を高める講座を企画しているとのことです。情報の宝庫である図書館が地域の核施設となり、情報発信、普及するという新しい活用法を模索したいということで、まずは防災をテーマにした取り組みを進めるとのことです。 初回の講座は2014年1月30日に開催され、明石小学校の4、5年生計151人が参加する予定とのことです。学芸員が阪神・淡路大震災の資料や本を紹介した後、御蔵通5・6丁目まちづくり協議会(神戸市長田区)の田中保三元会長が当時の体験を語るとのことです。新聞紙を使って簡易トイレを作ったり、防寒対策として体に巻いたりする減災ワークショップも行うとのことです。 兵庫県立図書館、小学生向け震災講座 30日(神戸新聞, 2014/1/25付け記事) http://www.kobe-np.co.jp/
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